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レトロフリークの【ギアコンバーターS】メガドライブ実機でレビュー!

レトロフリークの【ギアコンバーターS】メガドライブ実機でレビュー! ゲーム
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サイバーガジェット社が発売しているレトロフリークは、11機種以上のソフトに対応したレトロゲーム互換機です。

そんなレトロフリークの対応範囲を広げる拡張アダプター【ギアコンバーターS】は、ゲームギア、セガ・マークⅢ、そしてSG-1000の3機種に対応しています。

そしてこの【ギアコンバーターS】、なんとメガドライブ実機でも使用することができるのです!

といっても、セガ・マークⅢのみ対応なのですが、ゲームギアやSG-1000のソフトをセットするとどうなるのか、気になりますよね…!

今回は、メガドライブ実機を使って【ギアコンバーターS】の使用感をレビューします。

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そもそもギアコンバーターSとは

レトロフリークにギアコンバーターSを挿した状態|筆者撮影

ギアコンバーターSは、レトロフリークで「セガ・マークⅢ(カートリッジ/マイカード・マークIII)」「ゲームギア」「SG-1000(カートリッジ/マイカード/オセロマルチビジョン用カートリッジ)」をプレイできるようにするためのアダプターです。

レトロフリークのMDスロットに挿し込むだけで、特別な配線や設定は不要で使用できます。

ギアコンバーターSの希望小売価格は税込7,700円ですが、現在は品切れの影響で価格が高騰しています。

2019年に発売され、2023年11月30日に一度再販されています。
今後の再販の予定は未定のため、購入の際は価格にご注意ください。

メガアダプタとの違いは?

実は、メガドライブが登場した当時にも「旧世代のソフトを遊ぶための拡張アダプタ」が存在していました。

それが メガアダプタ(MEGA ADAPTER) です。

メガアダプタは1989年にセガから発売され、メガドライブでセガ・マークIIIやSG-1000のソフトを遊べるようにする公式周辺機器でした。

一方、今回紹介しているギアコンバーターSは本来レトロフリーク用の拡張アダプタですが、メガドライブ実機に装着することで「マークIIIのソフト」に限って遊ぶことができます。

ギアコンバーターSは、「現代に蘇った簡易版メガアダプタ」と言える存在なのです。

もちろん、レトロフリークで使えばゲームギアやSG-1000もカバーできます

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ギアコンバーターSをメガドライブ実機で使用してみる

メガドライブにギアコンバーターSを装着(この状態で起動はさせません。笑)|筆者撮影

レトロフリーク用の拡張アダプター【ギアコンバーターS】を、今回はメガドライブ実機に装着して試してみます。

公式サイトに記載されている、事前に押さえておきたい注意点はこちら。

  • 対応しているのはセガ・マークIII用ソフトのみで、ゲームギアやSG-1000には非対応
  • FM音源は使えないため、対応ソフトでも本来のサウンドを再現できない場合がある
  • 「ポーズボタン」が搭載されていないため、一部タイトルでは操作に制約が出る可能性がある
  • すべてのソフトが完全に動作するわけではなく、起動しなかったり映像や音声が乱れるケースもある

これらを踏まえたうえで、「セガ・マークⅢ」「ゲームギア」「SG-1000」のソフトを挿して、どのような挙動をするのか確認していきます。

また、今回の検証では、【RetroTINK 5X Pro】を使用しています(詳細は以下記事で)。

コントローラーは、コロンバスサークルの互換機用16ビットコントローラーです。

セガ・マークⅢ

まずは公式に対応しているマークⅢソフトから。

今回は『スケバン刑事Ⅱ 少女鉄仮面伝説(カートリッジ)』と『ゴーストハウス(マイカード)』を使用。

セガマークⅢ(カートリッジ)『スケバン刑事Ⅱ』|筆者撮影

メガドライブ本体にギアコンバーターSを装着し、カートリッジまたはカードをセットすると問題なく起動しました。

セガマークⅢ(マイカード)『ゴーストハウス』|筆者撮影

タイトル画面からゲーム開始までスムーズで、プレイ中も映像が崩れたり音声が途切れたりすることはなく、操作に遅延を感じることもありませんでした。

ただ、やはりポーズボタン(スタートボタン)は使用できませんね。

オリジナルハードとの厳密な比較は行っていませんが、少なくとも今回の環境では安定して遊べることを確認できました。

ゲームギア

続いてゲームギアのソフトを試しました。

ゲームギア『ドラゴンクリスタル』。ギアコンバーターSの方、水晶玉溶けてる…(笑)|筆者撮影

起動自体はできたものの、明らかに色がおかしかったり、画面が赤く点滅したり、いかにもヤバそうな雰囲気が…。

ゲームギア『ペンゴ』のタイトル画面。文字化けしています|筆者撮影

また、ゲームギアのソフトはほとんどがスタートボタンを押してゲームをスタートする仕様のため、そもそもタイトル画面から進めないという問題もあります。

スタートボタンを使わないタイトルであれば先に進める可能性はありますが、わざわざこの画質でプレイしたいかと言われると微妙です。

結論として、ゲームギアのソフトはメガドライブ実機×ギアコンバーターSではプレイできないということになります。

SG-1000

SG-1000ソフトについても試しましたが、こちらは音は出るものの、画面が一切表示されませんでした。

検証に使用したソフトは、『ハッスルチューミー(カートリッジ』と『チョップリフター(マイカード)』『チャンピオンボクシング(マイカード)』です。

SG-1000についても、やはりメガドライブ実機×ギアコンバーターSではプレイできないという結論に至りました。

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メガドライブ実機でギアコンバーターSを使ってみて感じたこと

今回の検証で、ギアコンバーターSはメガドライブ実機において「マークⅢ専用アダプタ」としてしっかり機能することが確認できました。

オリジナルのマークⅢを用意しなくても、メガドライブだけで遊べるのはコレクターにとってメリットが大きいです。

一方で、ゲームギアやSG-1000は案の定正常に動作しませんでした。

すべての対応機種が動くと誤解して購入すると期待外れになりかねませんので、お気をつけください。

結論、ギアコンバーターSは「レトロフリークでは幅広く使える拡張アダプタ」であると同時に、「メガドライブ実機でマークⅢを遊ぶための便利なツール」としても十分活用できるアイテムです。

再販、されるといいですね…!

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