「ファミコンやスーファミを久しぶりに遊びたいけど、実機を何台も揃えるのは大変そう」
そんな状態だった私が2020年7月に購入したのが、サイバーガジェットのレトロゲーム互換機「レトロフリーク」です。
気づけば使い始めて6年以上。
当時はレトロゲーム実機をほとんど持っていなかったのに、レトロフリークをきっかけにどんどんハマり、今ではファミコン、スーパーファミコン、メガドライブ、PCエンジンなどの実機まで買い集めるようになりました。
じゃあ実機が増えた今、レトロフリークは使わなくなったのかというと……
全然そんなことはありません。
むしろ、
「今日はちょっとSFCやろうかな」
「ゲームボーイのあれ、久しぶりにやりたい」
くらいのノリで遊ぶときは、いちいち実機を引っ張り出さなくていいレトロフリークが圧倒的に楽です。
6年以上使った現在の結論としては、
カートリッジ系レトロゲームを気軽に遊びたい人には、今でもかなりおすすめできる互換機
だと思っています。
この記事では、
- 6年以上使って感じたメリット
- 買う前に知っておきたいデメリット
- インストール機能の使い勝手
- 遅延は気になるのか
- どのセットを買えばいいのか
- 2026年現在でも買う価値があるのか
を、ズボラゲーマー目線でまとめます。
結論|レトロフリークはこんな人なら買って後悔しにくい
先に6年間使った結論をまとめておきます。
| 項目 | 6年使った感想 |
|---|---|
| 接続の手軽さ | ◎ HDMIだけなので楽 |
| 対応機種 | ◎ カートリッジ系11機種 |
| インストール機能 | ◎ 一番気に入っている |
| クイックセーブ | ◎ 昔のゲームほどありがたい |
| 画質 | ○ 普通にきれい |
| コントローラー | ○ 選択肢が多い |
| 遅延 | 私はほぼ気にならない |
| 互換性 | △ 一部非対応ソフトあり |
| カートリッジ端子 | △ 抜き差しがやや固い |
| ディスク系ゲーム | × 非対応 |
特におすすめしたいのは、
- FC・SFC・GB・GBA・MD・PCEなど複数機種で遊びたい
- 実機を何台もテレビにつなぎたくない
- 手持ちのカートリッジをコレクションしながら遊びたい
- ソフトの抜き差し回数を減らしたい
- どこでもセーブを使いたい
- 現代のテレビへHDMIで簡単につなぎたい
という人。
逆に、
- 実機そのものの動作や操作感にこだわりたい
- 入力遅延を極限まで減らしたい
- PlayStationやセガサターンなどCD-ROM系を遊びたい
- 特定の1機種しか遊ばない
という人には、必ずしもレトロフリークが最適とは限りません。
私は実機もレトロフリークも使っていますが、もはやどちらか一方を選ぶというより、
「気軽に遊ぶ日はレトロフリーク、実機で遊びたい日は実機」
という使い分けになっています。
サイバーガジェットのレトロフリークとは?

【レトロフリーク】とは、サイバーガジェットが開発したレトロゲーム互換機です。
カートリッジを挿すだけで、なんと(海外版を入れて)11もの機種のレトロゲームが遊べる優れもの!

対応機種はこちら。
- ファミリーコンピュータ
- スーパーファミコン
- Super Nintendo Entertainment System
- ゲームボーイ
- ゲームボーイカラー
- ゲームボーイアドバンス
- メガドライブ
- GENESIS
- PCエンジン
- TurboGrafx-16
- PCエンジン スーパーグラフィックス
ファミコンからゲームボーイアドバンスまで、世代もメーカーも違うカートリッジを1台で遊べるのが大きな特徴です。
さらに別売りの周辺機器を追加すれば、NES、ゲームギア、セガ・マークIII、SG-1000など遊べる範囲を広げられます。
私は実際にNESカートリッジコンバーターやギアコンバーターSも購入しました。
ただし、レトロフリークはあくまでカートリッジ系ゲームを中心とした互換機です。
PlayStation、セガサターン、PCエンジン CD-ROM²、メガCDなどのディスク系ゲームには対応していません。
ここは購入前に間違えないよう注意です。
最近はPlayStationやセガサターン、PCエンジン CD-ROM²などのディスクをまとめて扱える「Polymega Remix」も使い始めました。
通常版とコントローラーアダプターセット、どっちを買う?
現在のメーカー希望小売価格は、
- レトロフリーク:22,000円(税込)
- コントローラーアダプターセット:25,300円(税込)
となっています。
私が買ったのはコントローラーアダプターセットです。
違いは、昔のゲーム機用コントローラーを接続できる「コントローラーアダプター」が付属するかどうか。
「付属USBコントローラーや別売りUSBコントローラーだけでいい」
という人なら通常版でも構いません。
一方、
「SFCやメガドライブなどの純正コントローラーも使いたい」
「せっかく買うなら後から色々試したい」
という人なら、私は最初からコントローラーアダプターセットをおすすめします。
差額を考えると、後から欲しくなって買い足すより楽です。
レトロフリークを6年使って「これは便利」と感じたところ
ここからは、実際に6年以上使って残った感想です。
マニアックな検証ではありません。
ズボラな人間が普通にレトロゲームを遊び続けた結果どうだったか
というレビューとしてお読みください(笑)。
起動と接続が超手軽
実機を使い始めるようになって、あらためてありがたさが分かりました。
レトロフリークの映像出力はHDMIです。
テレビやモニターへつないで電源を入れればOK。
対して昔のゲーム機を現代のテレビへきれいに映そうとすると、
「このケーブルで合ってる?」
「テレビ側に端子がない」
「アップスケーラーどうする?」
など、だんだん話が大きくなってきます(笑)。
実機には実機の良さがあります。
私も今ではRetroTINK 5X Proまで買いました。
ただ、
ゲームを遊ぶまでのハードルが低いのは圧倒的にレトロフリーク。
この気軽さは6年経っても変わりません。
インストール(吸い出し)できる安心感

レトロフリークの一番の魅力は、カートリッジ(ソフト)を挿すだけでデータをインストールできることだと思います。

昔のソフトには「電池でセーブするタイプ」が多く、電池切れでデータが消えてしまう心配がありました。
しかし、自分で電池交換するのも手間がかかります。
でもレトロフリークなら、本体にセーブデータを保存できるので安心です!
さらに便利なのが、「一度吸い出したら、その後はソフトを差し替えなくても遊べる」点。
接触が悪いカセットでも、一度でも読み込めれば、起動の度に四苦八苦しなくて済みます!
また、古いソフトは抜き差しを繰り返すと壊れないか心配になりますが、レトロフリークに保存してしまえばそのリスクも減らせます。
なお、インストール機能にはmicroSDカードが必要です。
対応しているのはmicroSD/microSDHCで、公式上は最大32GB。microSDXCには対応していません。
レトロゲームのデータ容量は小さいので、私は大容量カードの必要性を感じていません。
200本ほどゲームを入れても、使用容量は約0.4GBでした(16GBを使用中)。
余談ですが、コロンバスサークル等からリリースされている、復刻・新作ソフトもインストールして遊べますよ。
インストールしたゲームについての注意
メーカー公式では、インストールできるのは自分が所有しているカートリッジに限ると明記されています。
また、インストールされたゲームは、インストールしたレトロフリーク本体と紐づくため、microSDカードを別のレトロフリークへ挿しても起動できません。
私はインストール後も、元のカートリッジはそのままコレクションとして保管しています。
※法的な扱いについては個々の条件によって判断が必要になるため、本記事では「インストール後にソフトを売却した場合は違法」などの断定はしません。利用時はメーカーの使用許諾・注意事項をご確認ください。
セーブ機能が便利すぎる
どんなゲームでもすぐに「クイックセーブ/ロード」できるのは、まさに神機能。
理不尽に難しいレトロゲームでも「クイックセーブ/ロード」を駆使すれば、クリアできる可能性がグッと上がります。
それに、昔のゲームってセーブできるタイミングが限られていて、やめたいのにやめられない〜!となりがちなんですよね。
ちょっと遊んで休憩、という使い方ができるので、忙しい大人にもぴったりです。
画質や音質を調整できる
画面や音は、好みに合わせて調整できます。
たとえば映像だと、ドットをなめらかに見せるフィルターだったり、テレビに合わせて画面を全画面表示にしたり。

私はレトロゲームに現代っぽさを求めていないので、基本的にはデフォルト派です。
ただ、ノベルゲームのように文字が多いゲームはフィルターありにした方が内容に没頭できるので、使い分けています。
音も、左右の広がりを強くして臨場感を出したり、高音や低音をちょっと強めて迫力を出す、のように、自分好みに調整できます。
ソフトによって好きな設定を見つけるというのも楽しみの一つだと思います!
コントローラーの使い心地

付属のコントローラーは可もなく不可もなく…いや、ちょっとチープかも。
ボタンを押すとき、なんだか「カチャカチャ」します。
フニャッとしていて、「押した!」という実感が薄いと言いますか…(と言いながら軽くて楽なので一番使ってるんですけどね…)。

アダプターを使えば実機のコントローラーも接続できるので、持っている人はそちらの方がいいかもしれません。

以下の記事では、サイバーガジェットが公式に対応を公表している市販コントローラーを、実際に試してレビューしました。ぜひ参考にしてみてください。
6年使って分かったレトロフリークのデメリット・注意点
ここまで褒めましたが、もちろん完璧ではありません。
長く使っていて気になるところもあります。
カートリッジ系ソフトを挿す端子のピンが固い
カートリッジを挿し込むとき、結構固く感じます。特にメガドラとスーファミ。
本体の「端子のピン」が変形したり折れたり、といった話も聞いたことがあります。
古いソフトをクリーニングせず、そのまま挿すと本体側もソフト側にも悪影響がありそう。
とりあえず、カートリッジを挿し込む前に端子に接点復活剤を塗布するのは必須です。
レトロゲームカートリッジのお手入れ方法はこちらの記事を参考にしてください。
全ソフト完全対応ではない
「11機種対応」とはいっても、
その11機種のソフトすべてが完全動作するわけではありません。
公式サイトでも「動作に問題のあるゲームリスト」が公開されています。
私にとって残念だったのがSFC版『天外魔境ZERO』。
このゲームは時計機能を利用しますが、公式では時計機能非対応のため正常に進行しない場合があり、セーブデータ読み書きにも非対応とされています。
こういう特殊チップや特殊機能を使うソフトまで完全再現できるわけではありません。
「絶対に遊びたいソフトがある」
という場合は、購入前に公式の対応状況を確認しておくのがおすすめです。
※参考
動作に問題のあるゲームリスト|retrofreak Support|CYBER Gadget
入力遅延が気になる人には向かない可能性がある
レトロフリークについて調べると、「遅延」という言葉を見かけることがあります。
ここはかなり人によると思います。
少なくとも私は6年以上遊んでいて、
「遅延が気になってゲームできない」
と思ったことはありません。
……私が鈍感なだけかもしれませんが(笑)。
一方、公式サポートでも、液晶テレビへ接続するとテレビの仕様によって若干の遅延を感じる場合があるとして、テレビ側のゲームモードなどを試すよう案内しています。
RPG、アドベンチャー、普通のアクションゲームをまったり遊ぶ私には問題ありません。
ただし、
- 音ゲー
- 格闘ゲーム
- シューティング
- タイムアタック
など、数フレームの差まで気になる遊び方をするなら、実機を含めた別の環境を検討した方がいいかもしれません。
※参考
コントローラーの入力が遅れて反応します。|retrofreak Support|CYBER Gadget
microSDカードは別売り。しかもSDXC非対応
インストール機能を使うならmicroSDカードが必要です。
これは本体に付属しません。
そして2026年現在でも公式対応は、
- microSD:256MB~2GB
- microSDHC:4GB~32GB
- microSDXC:非対応
です。
最近のゲーム機感覚で、
「とりあえず128GB買っとけばいいでしょ」
とmicroSDXCを買わないよう注意してください。
私は16GBを使っていますが、レトロゲーム用途なら容量不足を感じたことはありません。
レトロフリークと一緒に実際に使い続けているmicroSDや周辺機器は、別記事でまとめました。
インストールしたゲームは本体が変わるとそのまま使えない
これも結構大事です。
ゲームデータをmicroSDへ入れているので、
「本体が壊れてもmicroSDを新しい本体へ挿せば全部そのまま遊べる」
と思いそうになります。
しかし、できません。
インストールデータはインストールしたレトロフリーク本体と紐づいています。
公式も、本体交換後はゲームを再インストールするよう案内しています。
なので私は、
レトロフリークに入れたからといって元のカートリッジを処分しない
ようにしています。
そもそもコレクションなので売りたくないですしね(笑)。
2026年現在でもレトロフリークは買う価値ある?
私はあると思います。
レトロフリーク自体は2015年発売なので、決して新しい製品ではありません。
最新システムアップデートも公式サイト上ではVer.2.7(2018年7月配信)となっています。
一方で、メーカーは現在も製品ページやサポートページを公開しており、2024年には有償修理受付も再開しています。
そして何より、
10年以上前の製品なのに、今でも代わりになるものが意外と少ない。
これが大きいです。
FC、SFC、GB、GBA、MD、PCEあたりのカートリッジを1台で読み込めて、
- HDMI出力
- インストール
- クイックセーブ
- スクリーンショット
- USBコントローラー
- 純正コントローラー対応
までまとめて使える。
こう考えると、今でも独特の立ち位置にいます。
実機をすでにたくさん持っている人でも、
「今日は配線したくない」
という理由だけで存在価値があります。
実際、今の私がまさにそれです。
まとめ|6年以上使っても、ズボラゲーマーには手放せない互換機

2020年に買ったときは、
「これ1台あれば色々なレトロゲームが遊べて便利そう」
くらいの気持ちでした。
それから6年以上。
まさかその後、実機まで次々買い集めるほどレトロゲームにハマるとは思っていませんでした(笑)。
それでもレトロフリークは手放していません。
むしろ実機を使うようになったからこそ、
HDMIをつないですぐ遊べる
ゲームをインストールしておける
クイックセーブできる
スクショを撮れる
という便利さを以前より感じています。
実機には実機の良さがあります。
でも、毎回実機じゃなくてもいい。
「ちょっと昔のゲームやろう」
と思ったときにすぐ起動できる。
私にとってレトロフリークは、そんなレトロゲームを日常的に遊ぶための機械になりました。
カートリッジ系レトロゲームをこれから遊んでみたいけれど、
「どの本体から買えばいいのか分からない」
という人なら、最初の1台として今でもおすすめです。
私は純正コントローラーも使えるコントローラーアダプターセットを買いました。
今後いろいろな機種へ手を広げる可能性があるなら、こちらを選んでおくと後から遊び方を広げやすいと思います。
そして本体を買ったあとに、
「次、何を揃えればいい?」
となったらこちらへどうぞ。
6年間いろいろ買った末に残ったものだけまとめていますので参考にしてください。






