1996年発売のPlayStation用ホラーアドベンチャー『トワイライトシンドローム 探索編』を、2026年になって初めてプレイしました。
感想は、ゲームとしてはまあまあ面白い。平成のオカルト文化が好きなら断然おすすめ!
私は昭和60年代生まれ。小学生の頃は、宜保愛子さんが出演する心霊番組や、夏の心霊特番を家族でよく見ていました。
怖いくせに見たくなる、あのなんとも言えないワクワク感。
最近そんな昔ながらの和製ホラーが恋しくなり、本作を遊んでみることに。
ちなみに私は3D酔いしやすいので、横スクロールで物語を追えるのも魅力でした。
今回は各章の感想を、ネタバレありのプレイ日記として振り返ります。
※この記事には『探索編』の結末を含むネタバレがあります。
『トワイライトシンドローム スペシャル』をPolymega Remixでプレイ

今回遊んだのは、探索編と究明編がセットになった『トワイライトシンドローム スペシャル』。
プレイにはPolymega Remixを使用しました。
ステートセーブ機能もあって、遊ぶ環境としては超快適です。
ただし、本作はロードが頻繁で、しかも長め。
怖い演出の前に読み込みが入ることもあり、「あ、そろそろ何か来るなw」と察してしまう場面もありました。
実況動画でも似たような読み込みが確認できたので、Polymega Remix固有の問題ではなさそうです。
Polymega Remixの詳しい使用感は、以前書いたレビュー記事で紹介しています。
『トワイライトシンドローム 探索編』とは?
『トワイライトシンドローム 探索編』は、1996年にヒューマンから発売されたPlayStation用ホラーアドベンチャーゲームです。
主人公のユカリをはじめ、女子高生3人組が学校の怪談や街に伝わる心霊現象の噂を調査していくという内容。
ゲームは横スクロール形式で進行し、校内や街を探索しながら、会話や選択肢を通して物語を進めていきます。
各エピソードには「大吉」「中吉」などの評価があり、プレイヤーの行動によって見られる展開が変わるのも特徴です。
また、本作は『探索編』と続編の『究明編』で構成されており、両方を収録した『トワイライトシンドローム スペシャル』も発売されています。
派手なアクションよりも、じわじわと漂う不気味な雰囲気や、登場人物たちの会話を楽しむタイプの作品です。
各章の感想・プレイ日記
はじまりの噂|やっぱり学校のトイレは怖い
最初の舞台は学校のトイレ。
学校の怪談といえば、やっぱりトイレですよね。
登場するおかっぱ頭の女の子の幽霊も、なんだか不気味かわいい。
特に印象的だったのは声の演出。見た目より音でゾッとさせてくるタイプです。
操作には少し癖がありますが、不便に感じるほどではありませんでした。
導入としては十分楽しめて、次の噂への期待が高まりました。
第一の噂・心霊写真量産公園|中吉と大吉でこんなに違うの?
第一の噂は、心霊写真スポットになっている公園のお話。
まず笑ったのが、心霊関係の専門家「キボI子」の存在。
宜保愛子さんを思い出して、思わずニヤリ。
この章は最初、攻略サイトを見ずにプレイして中吉でクリア。
何が何だかわからないうちに公園から撤収してしまい、正直ちょっと物足りない印象でした。
そこで攻略サイトを参考に、やり直してみたところ……。
彫刻園や、駐車場になっている場所がかつて処刑場だったという話など、初回では見られなかった不気味な展開が登場。
同じ章なのに、こんなに違うの!?
この一件以来、物語を見逃したくなくて攻略サイトを使うようになりました。
ちなみに、ミカが撮影した心霊写真をチサトが燃やす場面では、高校生なのにライターらしきものを持っていることが気になってしまいました。
いや、なんで持ってるの(笑)。

第二の噂・音楽室のM・F|禁断の恋愛より女子高生の会話が面白い
奥野先生と、生徒のフジタマユミ(自殺した)をめぐる、禁断の恋愛のお話。
展開は比較的予想しやすく、個人的にはあまり刺さりませんでした。
霊になったフジタマユミの心情にも少し納得できない部分があり、ホラーとして印象に残ったのも音楽室から聞こえるピアノの音くらい。
それより面白かったのが、ミカたちの会話です。
先生と生徒が音楽室でそういうことをいたしていたんじゃないか、なんて話を遠慮なくするんですよ。
たしかミカの発言だったと思いますが、なかなか大胆(笑)。
ちなみに、3人の中ではミカが一番好きです。
ギャルっぽい遠慮のなさが、いい味を出しているんですよね。
第三の噂・最終電車|不気味で切ない、一番好きなエピソード
探索編で一番好きだったのが第三の噂。
駅のホームで何度も鳴り続ける公衆電話が、まず不気味です。
電話の相手は、待ち合わせに遅れたことを謝りながら、体がバラバラになってしまったけれど今から行くからそこで待っていて、というようなことを話します。
いや、怖い怖い。
電車に轢かれたということなんでしょうか。
駅には生きている人だけでなく、死者も集まっているような雰囲気があります。
夕闇ヶ丘へ向かう終電も、もしかしたら死者をあの世へ運ぶ電車なのかな、なんて想像してしまいました。

そして、立ち食い蕎麦屋で撮影した心霊写真。
そこには、丼を持った幽霊が写っているんですよ。
幽霊も蕎麦を食べるんかい(笑)。
こういう妙な生活感があるところ、好きですね。
ミカが「ヘーボン出版のアラマタ」に電話をかける場面も印象的。
荒俣宏さんや平凡社を連想させる名前で、当時のオカルト文化を感じます。
公衆電話にポケベル、ウォークマンといった小道具も懐かしい。
不気味なのに、どこか物悲しい。
第三の噂は、今回一番心に残ったお話でした。
第四の噂・雛城高校の七不思議|七不思議より先生の酒盛りが面白い
第四の噂は、雛城高校の七不思議を調べるお話。
ところが、噂のほとんどがガセという肩透かしでした。
例えば、美術室の「頭蓋骨が埋め込まれた石膏像」。
いかにも怖そうなのに、結局は貯金箱だったというオチ。
いや、何が面白いんだろう(笑)。
最後には二宮金次郎の銅像が校庭を走り回る場面もありますが、怖いというよりギャグでした。
そんな中、一番笑ったのが、図書室の司書室らしき場所で男性教員が酒盛りを始める場面。
しかも、そこだけ無駄にボイス付き。
なんでそこに力を入れた!?w
ホラーとしては物足りなかったものの、ユカリと生物の教育実習生との関係が少しずつ明らかになってきたのは気になるところ。
どうやら二人は付き合っているようです。
七不思議より、そっちの続きが気になってしまいました。
もう一つの噂|急展開すぎて究明編を遊ぶしかない
探索編の最後は、30年前の生徒の霊らしき相手とミカが机文通するお話。
この文通に『Zipper』や『CUTiE』といったファッション雑誌の名前が登場するのが嬉しかったです。
さらに、ミカが村上春樹を読んでいると見栄を張るくだりも面白い。


そして、意味深に登場する小説『風立ちぬ』。
究明編で何か関係してくるんでしょうか。無性に読みたくなりました。
そんなことを考えていたら、終盤で突然の急展開。
ミカが霊らしき相手に呼び出され、崖の上方へ飛んでいくんです。
えっ、どういうこと!?
そして、そのまま究明編の予告へ。
いやいや、こんなところで終わるの!?(笑)
完全に続きが気になる終わり方でした。
探索編を終えて|平成オカルト好きなら断然おすすめ
探索編をクリアしてみて、ゲームとしてはまあまあ面白かった、というのが率直な感想です。
第一の噂以降は攻略サイトを見ながら進めたため、自分で謎を解く楽しさは薄れてしまいました(クリア時間は、なんと4時間…!)。
でも、進め方によって見られる展開が変わるので、今回は物語を楽しむことを優先してよかったと思っています。
怖さについては、強烈なホラーを期待すると少し物足りないかもしれません。
本作は音や声で不気味さを演出するタイプなので、イヤホンやヘッドホンで遊ぶと、また違った怖さがありそうです。
個人的には、ジャンプスケアに頼らず淡々と進むところが好みでした。
そして何より、平成のオカルト文化が好きなら断然おすすめ!
昭和60年代生まれの私にとって、心霊写真や学校の怪談が身近だった子供時代を思い出させてくれる作品でした。
2026年になって初めて遊んだのに、なぜか懐かしい。
この感覚を味わえただけでも、プレイしてよかったです。
まとめ|次は究明編へ
探索編のラストでは、ミカがどうなったのかもわからないまま終了。
ユカリの人間関係や『風立ちぬ』の意味も気になります。
幸い、所有しているのは探索編と究明編がセットになった『トワイライトシンドローム スペシャル』。
というわけで、このまま究明編もプレイします。
こんなところで終わられたら、続けるしかないですからねw
※本記事では、ゲームの紹介・感想・批評を目的として、筆者がプレイ中に撮影したスクリーンショットを使用しています。
『トワイライトシンドローム』のゲーム画面、キャラクター等に関する著作権その他の権利は、各権利者に帰属します。
©HUMAN 1995
本記事は個人による非公式のレビュー・プレイ日記であり、権利者および関係各社とは一切関係ありません。


