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『学校であった怖い話』のプレイ日記23|スーパーファミコン(SFC)

『学校であった怖い話』のプレイ日記23|スーパーファミコン(SFC) ゲーム日記
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こんにちは、ズボラゲーマーの のたり と申します。

スーパーファミコン(SFC)用ソフト『学校であった怖い話』ゲームプレイ日記の第二十三回目です。

前回は、福沢玲子(二話目)『蛇口からミミズ』と荒井昭二(三話目)『飛び降り自殺の目撃談:屋上の魔物』、細田友晴(四話目)『新校舎のトイレツアー:友達とご対面』のあらすじと感想をまとめました。

今回は、風間望(五話目)『謎に満ちた風間の秘密:スンバラリア星人?』と隠しシナリオ『スンバラリア星人現る』のざっくりあらすじと感想をまとめます。

容赦なくネタバレします。NGな方はここでブラウザバックしてください。

なお、プレイにはスクショ撮影・セーブがしやすい【レトロフリーク】を使用しております。

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各話あらすじと感想

ここからは、以下のエピソードのあらすじと感想まとめです。

隠しシナリオ『スンバラリア星人現る』を見るためには、五人目に風間望を指名し、後に記載する選択肢を選んだのち、六人目に岩下明美または福沢玲子を指名する必要があります。

それでは、以降はネタバレOKな方のみお進みください。

【五人目】風間望『謎に満ちた風間の秘密:スンバラリア星人?』

【五人目】風間望『謎に満ちた風間の秘密:スンバラリア星人?』|SFC版『学校であった怖い話』より

選択肢(隠しシナリオ出現条件)

1 → 1 → 1 → 1 → 2

あらすじ

風間は妙に自信満々で、「僕の話を聞いたら驚くよ」「僕にはすごい秘密がある」と得意げだ。

そして突如、風間はこう告げる。
「実は僕、人間じゃない。宇宙人なんだ。」

冗談に付き合いながら主人公・坂上が返すと、風間は少し不機嫌になり、「信じられないなら証拠を見せよう」と言い始める。
紙と10円玉、そして水を入れたコップを用意させると、風間は紙に触れずに硬貨をコップに落とす“宇宙人にしかできない技”を披露しようとする。

だが坂上は、偶然その手品を知っていた。
火をつければ紙が燃え、10円玉が落ちるだけ。
そう説明すると、風間は本気で驚き、「君も宇宙人なんだね」と満面の笑みを浮かべる。

理解不能なやり取りの最中、風間は突然、聞き取れない言語で坂上に耳打ちする。
宇宙語とも呼べる奇妙な響き。
そして窓の外では、まるで応答するように光が点滅する。

風間は再び坂上に囁く。

「一緒に地球を征服しよう。準備は整った。」

その瞬間、坂上は見てしまう。
笑う風間の瞳が、金色に光ったことを。

初回プレイ時、風間先輩に「僕の正体はなんだと思う?」と聞かれ、「宇宙人」と答えていた私。

そのときは、のちに選んだ選択肢が異なっていたため、“証拠”を見ることはできず(?)、風間先輩はただの変な人で終わってしまいました(選択肢難しすぎる…!)。

今回の選択肢では、風間先輩の正体の片鱗が見え隠れするシナリオに。

めっちゃUFO|SFC版『学校であった怖い話』より

やっぱり風間望はただものではなかった!!!(喜)

そして六人目の語り手に「岩井明美」を指名し(ここは普通にルーベライズの話)、次は念願の隠しシナリオ『スンバラリア星人現る』です。

隠しシナリオ『スンバラリア星人現る①同志』

隠しシナリオ『スンバラリア星人現る①同志』|SFC版『学校であった怖い話』より

選択肢

2(風間さんととことん話し合う) → 3(にっこりと微笑む) → 1(目を閉じる)

あらすじ

6人の話が終わっても、噂にある“7人目”は現れない。
解散ムードとなる中、主人公・坂上は、先ほど妙な発言を繰り返していた風間と二人きりになる羽目になる。

風間は冗談とも本気ともつかない態度で「自分は宇宙人だ」と主張し続け、坂上を執拗に仲間扱いする。
その言動は奇妙で、ふざけているようにも、狂気のようにも見える。
坂上は半信半疑のまま会話を続けるが、次第に風間の言葉に巻き込まれ、逃げ場を失っていく。

やがて風間は催眠めいた行動を取り、坂上に“自分が宇宙人だった頃の記憶”を思い出させようとする。
抵抗する間もなく視界が揺らぎ、坂上の脳裏には見知らぬ惑星と、怪物のような身体を持つ“自分”の姿が浮かぶ。

目を開いたとき、そこにいるのはもはや風間ではない。
巨大なアンモナイトのような頭を持つ異形の生命体。
そして、鏡に映る自分の姿も同じだった。
記憶は完全に戻り、坂上は理解する。
自分は地球人ではなく、風間と同じ“侵略者”だったのだと。

風間さんはスンバラリア星人だった!|SFC版『学校であった怖い話』より

もはや「怪談」の枠を超え、都市伝説系SFホラーと呼びたくなるシナリオでした。

日常に紛れ込んだ“異物(=宇宙人)”が、冗談のようなやり取りから少しずつ現実へ侵食してくる展開が不気味で面白いです。

最初は軽口にしか聞こえなかった風間の言葉が、徐々に筋を持ち始め、最終的には主人公のアイデンティティすら塗り替えてしまう…。

あの瞬間、読んでいる側も「あれ、本当に宇宙人だったの?」と混乱せずにはいられません。

洗脳なのか、事実なのか、それとも読者ごと巻き込む“認識の罠”なのか。

気づいたら怪異の側に立っているかもしれない。
そんなじわりと迫る恐怖が残るエピソードでした。

読み終えたあと鏡を見るのが、ほんの少し嫌になります。

隠しシナリオ『スンバラリア星人現る②博物館に寄贈』

隠しシナリオ『スンバラリア星人現る②博物館に寄贈』|SFC版『学校であった怖い話』より

選択肢

1(みんなを帰さない) → 1(逃げる) → 4(とりあえず踊ってみる)

あらすじ

6人全員が語り終えても現れない“七人目”を待っていた主人公・坂上たちだが、時間は遅く、解散ムードが漂い始める。
そんな中、風間が坂上に向けて意味深な笑みを浮かべる。

「さあ、ここからは僕たちの大事な時間だよ。」

周囲の仲間たちは、坂上と風間の関係を誤解し茶化しながら帰っていく。
気づけば部屋には坂上と風間だけ。
出口に逃げようとしても、なぜか扉は勝手に閉まる。
風間は当然のように語り始めた。

君も覚えているだろう?
僕たちは宇宙人で、地球侵略の任務中だ。

冗談のように聞こえる話は、逃げられない状況とともに少しずつ現実味を帯びていく。
坂上は必死にごまかしながら会話を続けるが、風間は執拗に「本当の名前」を問い続けてくる。

焦った坂上は、とっさに意味不明な行動——なぜか民謡舞踏を始めてしまう。
しかしその踊りこそが決定的だった。

風間は静かに言い放つ。

「……やっぱりね。スンバラリア星人は踊れないんだ。君、地球人だろう?」

次の瞬間、主人公は身体の自由を奪われ、透明な展示ケースの中へ収容されてしまう。
そこには、地球人としての「生活」も「未来」も存在しない。
ただ、止まることのない踊りと、見知らぬ星の博物館に永久に展示されるという、救いのない運命だけが待ち受けていた。

スンバラリア星の博物館で一生踊り続けることに…|SFC版『学校であった怖い話』より

せっかくなので、異なる選択肢を選ぶとどうなるかも検証してみました。

なんと、坂上は踊ってしまったことで地球人であることがバレてしまい、スンバラリア星の博物館に寄贈されることになるという、とんでもシナリオでした。

宇宙人設定のチープさがより狂気を際立たせていますね(笑)。

隠しシナリオ『スンバラリア星人現る③宇宙最強の殺し屋?』

隠しシナリオ『スンバラリア星人現る③宇宙最強の殺し屋?』|SFC版『学校であった怖い話』より

選択肢

3(風間に殴りかかる) → 1(日本語をしゃべりましょう) → 2(風間の名前を聞いてみる) → 1(宇宙人はいる) → 1(適当に言ってみる)

あらすじ

七不思議の会は終わり、教室には解散ムードが漂っていた。
しかしその中で、風間が主人公・坂上をじっと見つめ、意味深な笑みを浮かべていた。
先ほど冗談半分で交わした「自分たちは宇宙人で、地球侵略の任務中だ」という会話を、まるで真実であるかのように。

そして突然、風間は坂上の腕を異常な力で掴んだ。
逃げ出そうとした坂上は、恐怖と焦りのあまり反射的に風間へ殴りかかった。
しかし風間は人間離れした動きでその拳をかわし、逆に坂上を抱え込むような体勢になった。
その様子を見た仲間たちは状況を誤解し、茶化しながら帰っていく。

扉は風間の能力で勝手に閉まり、逃げ道はなくなった。
風間は、日本語が難しいだの、本当の名前を名乗れだの、意味のわからない言葉を繰り返しながら「同胞に会えて嬉しい」と語る。
坂上は疑われないよう必死に会話を合わせ、風間のペースに飲まれないよう探り続ける。

しかしついに追い詰められ、坂上は咄嗟に嘘を名乗る。

「……俺の名は、宇宙最強の殺し屋だ」

その虚勢は思いがけず風間に刺さった。
風間は怯え、震え、胸に付けていた謎の紋章を自ら剥ぎ取り、奥歯で噛み砕いた。
直後、教室に凄まじい閃光が走り、風間は跡形もなく消え去った。

生き残った──そう思ったのも束の間、床には坂上本人の“死体”が転がっていた。

──風間、いや、スンバラリア星人は、最後に“任務”を果たしていたのだ。

坂上は、道連れにされていたのである。

宇宙最強の殺し屋・坂上、散る…|SFC版『学校であった怖い話』より

こちらは、風間に“スンバラリア星での名前”を聞かれた主人公が、適当に言い放った名前が偶然“宇宙最強の殺し屋”の名前で、ビビった風間が道連れに自爆した!という話です。

そんなバカな!としか言えない展開の数々、風間先輩らしいですね(笑)。

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まとめ:風間先輩の活躍(?)が見れて大満足です。

最推しの風間先輩がメインの隠しシナリオに辿り着けて、満足しております。

どの選択肢を選んでも、「イタい自称宇宙人系・やべぇ奴の相手をする主人公」からオカルティックサスペンスへ強制進行する流れは変わりませんが、それにしてもよくこれだけ色々な展開が考えられるなぁと感心しました。

ちなみに、私はこちらの攻略本を参考にしながらプレイしています。

しかしこちらの攻略本、残念ながら隠しシナリオについては掲載されていないんですよね…。

きっと他にも違うルートがあると思われますので、ぜひ皆さんも手探りでプレイして探してみてください…!

なお、現行機しかお持ちでない方には、本作のプロデューサー・飯島多紀哉さんが手がけた近作『アパシー 鳴神学園七不思議+危険な転校生』も遊びやすく、おすすめです(話は別物です)。

他にも、SwitchやSteamでプレイできる『送り犬』という作品もあります。

ぜひチェックしてみてくださいね!

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