こんにちは、ズボラゲーマーの のたり と申します。
スーパーファミコン(SFC)用ソフト『学校であった怖い話』ゲームプレイ日記の第二十六回目です。
前回は、岩下明美(三話目)『美術室に残る肖像画:五人目は僕?』と隠しシナリオ(新堂誠)『美術室にある清水さんの自画像』のあらすじと感想をまとめました。
今回は、岩下明美(二話目)『蚊の大量発生』と細田友晴(三話目)『絶対にトイレに行かない男:泣き声が…』のざっくりあらすじと感想をまとめます。
※容赦なくネタバレします。NGな方はここでブラウザバックしてください。
なお、プレイにはスクショ撮影・セーブがしやすい【レトロフリーク】を使用しております。
各話あらすじと感想
ここからは、以下のエピソードのあらすじと感想まとめです。
それでは、以降はネタバレOKな方のみお進みください。
【二人目】岩下明美『蚊の大量発生』

選択肢
2 → 2 → 1 → 1
あらすじ
かつてこの学校に、北島なつみという内気な女子生徒がいた。
彼女は同じクラスの男子生徒に強い恋心を抱いていたが、声をかけることもできず、ただ遠くから見つめる日々を送っていた。
ある夏の日、彼の腕に蚊が止まり、血を吸う光景を目にした彼女は、言いようのない感情に囚われる。
話すことすらできない自分よりも、彼の血に触れられる蚊が羨ましくて仕方なかったのだ。
その想いは次第に執着へと変わり、「血を吸えるなら死んでもいい」と考えるほど歪んでいく。
勇気を出して告白し、交際が始まった後も、彼女の異常な独占欲は止まらなかった。
彼の血を吸う蚊を激しく嫌悪し、やがてその怒りは彼自身へ向けられていく。
ついには屋上で彼の喉元に噛みつくという事件を起こし、彼女は転校することになる。
しかし、それで終わりではなかった。
事件の後、そのクラスでは蚊が大量発生し、ただ一人、彼の血だけを狙って吸い続けるようになる。
これは北島なつみの呪いだと噂され、今もなお「想いを募らせた少女の耳元に、血を求める声が囁く」と語り継がれている。

前回プレイ時は、無限に続く学校の廊下を女生徒の幽霊を背負って彷徨うシナリオに分岐しましたが、今回はいわゆる「人こわ」寄りのエピソードでした。
描かれているのは純粋な恋ではなく、他者を自分の所有物にしたいという独占欲と執着心。
本シナリオの“蚊”は、本来は取るに足らない存在でありながら、「好きな相手の血に触れるもの」として描かれます。
北島なつみにとって蚊は、触れることもできない距離にいる自分と、無意識に血を奪う存在との差を突きつける存在でした。

その嫉妬と羨望が、やがて「血を吸う」という行為そのものへの渇望へと変わっていく過程が、静かに、しかし不気味に描かれています。
最終的に、呪いとも怨霊とも取れる存在が登場しますが、その主体が北島なつみ本人なのか、それとも彼女を誘惑した「何か」なのかは明確に語られません。
恋に悩む少女の耳元に囁く声は、彼女自身の欲望なのか、それとも学校に棲みつく別の怪異なのか……。
皆さんはどう思われますか?
👇同シナリオで異なるルート「無限に続く学校の廊下:女生徒の死体」はこちらの記事で紹介しています。👇
【三人目】細田友晴『絶対にトイレに行かない男:泣き声が…』

選択肢
1 → 2 → 3 → 2 → 2
あらすじ
学校で「決してトイレに行かない男」として知られていた三年生・竹内清。
ガリガリに痩せた彼は排泄をしないという噂から、いつしか奇妙な注目を集める存在になっていた。
その秘密に取り憑かれた二年生の細田友春は、放課後、旧校舎で竹内の異様な行動を目撃する。
立ち入り禁止のトイレ。
そこで彼が見たのは、便器から生えた“竹内と同じ顔をした植物”だった。
やがて細田は、植物が泣きながら助けを求める声を聞く。
それは悪霊に身体を奪われ、植物へと変えられた“本物の竹内”だった。
悪霊は彼の姿を借りて学校に通い、定期的に生体エネルギーを吸い続けていたのだ。
竹内に化けた悪霊はすでに卒業している。
だが、餌を失った今、次の犠牲者を探しているかもしれない。
そして細田は、主人公・坂上が「竹内さんに似ている君が次の犠牲者になるのではないか」と告げるのだった。

前回プレイ時は“サンブラ茶”というヤバいお茶が登場するルートに分岐し、清水宅が舞台でしたが、今回は学校のトイレが中心となるシナリオでした。
トイレに行かないことで有名だった生徒(清水)の正体を追っていくうちに、旧校舎のトイレに潜む怪異の存在が浮かび上がってくる、という流れです。

便器から生えた“人の顔をした植物”というビジュアルはかなりインパクトがありますが、この話の本当に嫌なところは、怪異の正体が分かっても、何ひとつ解決しないまま終わる点だと感じました。

植物にされた竹内はすでに救えず、彼になり替わっていた悪霊も姿を消してしまう。
「次の犠牲者が必要になるかもしれない」という不安だけが残され、最後にその候補として主人公が示唆される構造になっています。
細田の語り口もいやらしくて、スチルも不気味。
個人的には“サンブラ茶”ルートの生理的な気持ち悪さの方が好みですが、純粋に後味が悪いという点では、こちらのルートもなかなか印象に残りました。
👇同シナリオで異なるルート「絶対にトイレに行かない男:忘れられない味(サンブラ茶)」はこちらの記事で紹介しています。👇
まとめ:地味に怖い“蚊”と安定のトイレ怪談でした
今回の2本は、どちらも派手な展開があるわけではないのに、あとからじわじわ嫌な感じが残るシナリオでした。
幽霊が出て終わり、呪いが解けて終わり、というわかりやすさがなく、偶然にも「結局、何も解決していない」という点が共通しているのも印象的です。
選択肢によってまったく違うルートに分岐するため、気になった方はご自身でもプレイしてみてください!
次回も、隠しシナリオ『早苗は僕の婚約者』を目指す途中で、前回プレイ時とは異なるシナリオを見て、そのあらすじと感想をまとめる予定です。
ちなみに、私はこちらの攻略本を参考にしながらプレイしています。
初見プレイがいちばん楽しいとは思いますが、取りこぼしが多いとやり直しが大変なのも事実。
効率重視で進めたい方は、攻略情報を参考にしつつ遊ぶのもありだと思います。

なお、現行機しかお持ちでない方には、本作のプロデューサー・飯島多紀哉さんが手がけた近作『アパシー 鳴神学園七不思議+危険な転校生』も遊びやすく、おすすめです(話は別物です)。
他にも、SwitchやSteamでプレイできる『送り犬』という作品もあります。
ぜひチェックしてみてくださいね!
👇『学校であった怖い話』ゲームプレイ日記の他記事はこちらにまとめています!👇

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