レトロフリークを手に入れたら、次に気になるのが「どのコントローラーで遊ぶか」。
実はこれ、思っている以上にプレイ体験を大きく左右します。
無線でのびのび遊ぶか、安定感のある有線で安心するか。
最新パッドで高機能を楽しむか、それとも懐かしの純正コントローラーで当時の感覚を味わうか。
選び方ひとつでゲームの快適さも没入感も変わってくるんです。
この記事では、私が実際にレトロフリークで使って「これはおすすめできる!」と感じたコントローラーをご紹介します。
きっとあなたのプレイスタイルにぴったりの相棒が見つかるはずです。
レトロフリークとコントローラーの基本仕様

レトロフリークには、最初からUSB接続の専用有線コントローラーが1つ付属しています。

見た目はシンプル。レトロゲームに適したデザインで、連射ボタンや連射速度の調整機能まで備えているのが特徴です。
標準カラーはグレーで、希望小売価格は税込2,200円です。
さらにレトロフリークは、市販のUSBコントローラーに幅広く対応しています。
PC用やSwitch用の一部コントローラーに加えて、PS3/PS4の純正コントローラーもUSBで接続すれば使用可能。
プレイするゲームに合わせてコントローラーを自由に選べるのは、実機にはない強みです。
ボタンの割り当ても1つずつ変更できるため、自分好みにカスタマイズできます。
また、上位セットの「コントローラーアダプターセット」には、文字通りアダプターが同梱されており、スーパーファミコンだけでなくファミコン、メガドライブ、PCエンジンといった各ハードの純正コントローラーも利用可能です。
つまりレトロフリークは、「付属コントローラーで手軽に遊ぶ」ことも、「USBコントローラーで自分に合った操作感を選ぶ」ことも、「純正コントローラーで当時の感覚を再現する」こともできる、超万能な互換機といえます。
コントローラーの選び方のポイント
せっかくレトロゲームを遊ぶなら、自分に合ったコントローラーを選びたいですよね。
まず、コントローラーには有線と無線という2つの接続方法があり、まとめると次のようになります。
| 項目 | メリット | デメリット |
| 有線 | ・遅延がほぼゼロで安定性抜群(特にSTGや格ゲー向き) ・充電切れの心配がない ・接続がシンプルで、差し込むだけですぐ使える | ・ケーブルが邪魔になりやすい(テレビやモニターの距離次第で不便) ・複数人プレイだとケーブルが絡まるかも? |
| 無線 | ・ケーブルがないので快適、距離を取って遊べる ・テレビ前に座らなくても良く、姿勢の自由度が高い ・複数人プレイ時もケーブルが邪魔にならない | ・バッテリー切れ・充電の手間がある ・接続の遅延がごくわずかに発生する場合がある(格ゲーや音ゲーだと気になる人も) ・ペアリングや初期設定が必要なことも |
そのうえで、ここではレトロフリークのコントローラーを選ぶときに注目したいポイントを紹介します。
自分のプレイスタイルに照らし合わせてみてください。
レトロゲームの快適さを重視するなら
レトロゲームの多くはアナログスティックではなく十字キー操作が基本。
特にアクションやシューティングでは「斜めに入りやすいか」「誤入力が少ないか」がプレイ体験を大きく左右します。
市販のUSBパッドでは、8Bitdo製のUSBゲームパッド(SN30 Pro、M30等)が定評あり。
SFCやMDのボタン配置を忠実に再現しており、入力の精度が高いのでストレスなく遊べます。
長時間プレイ向けに選ぶなら
RPGやシミュレーションを腰を据えて遊ぶ場合は、持ちやすさ=疲れにくさが重要です。
たとえば、PSのDUALSHOCK 3 / DUALSHOCK 4 / DualSenseは比較的軽量で手に馴染む形状なため、ボタンも柔らかめで長時間プレイでも疲れにくいのが特徴。
また、Bluetooth対応モデルを選べば、テレビから少し距離を取って姿勢を変えながら遊べるので快適さが段違いです。
ちなみに、レトロフリークでコントローラーを無線使用する場合は、「8BitDo USB Wireless Adapter」を使用します。
多機能性を求めるなら
「利便性」を重視する方には、連射機能を備えたパッドがおすすめです。
たとえば 8Bitdo Pro 2 は、もともとPCやSwitch向けとして人気がありますが、レトロフリークでも接続できます。
シューティングでは連射ボタンを設定することで長時間のボタン連打から解放されます。
さらにマクロ機能も搭載しているため、複雑な操作が必要なゲームでは入力を簡略化することも可能です。
格闘ゲームに関しては、もちろん本格的に楽しむならアーケードスティック(アケコン)の方が操作感は上ですが、「気軽に遊びたい」「いろんなジャンルを1本でカバーしたい」という人にはPro 2のような多機能パッドがおすすめです。
実機派のこだわりを大事にしたいなら
「当時の感覚をそのまま味わいたい!」という方には、純正コントローラーをUSB経由で使う方法があります。
アダプターを介して接続すれば、スーファミやファミコンの実機コントローラーをそのままレトロフリークで使えるので、懐かしい操作感を再現可能です。
私が実際に使用しているレトロフリークにおすすめコントローラー5選

レトロフリークを開発・販売するサイバーガジェットが、公式に「使用可能」としているコントローラーの一覧はこちらのページに掲載されています。
ですが私はひねくれ者なので(笑)、そこに載っていないコントローラーも試しました。
その結果、相性が悪くて困ったことも…。
今回はそんな経験を踏まえて、実際にレトロフリークで使ってみて「安心しておすすめできる!」と感じたコントローラー5選をご紹介します。
試行錯誤の末にたどり着いた答えを、失敗談と一緒に参考にしてください。
レトロフリーク純正コントローラー
とにかく軽くて扱いやすいのが純正コントローラーの特徴です。
確かにボタンの押し心地は「最高!」とまでは言えず、わずかな遅延を感じることもあります。
ただ、不思議と大きな不便はなく、結局これを一番使ってしまうんですよね。
USB接続なので認識も安定していて、ドライバの設定や相性問題を気にせずすぐに遊べるのもポイント。
公式が動作保証している安心感もあります。
価格も2,000円前後と比較的安価で、複数人プレイ用に揃えやすいのも魅力です。
「とりあえず迷ったら純正でいいか」と思わせてくれる、ベーシックで頼れる1本だと思います。
各実機の純正コントローラー

私はFC、SFC、PCEは今でも現役の純正コントローラーを接続して使っています。
やっぱり当時のゲームは当時のコントローラーで遊ぶのが一番しっくりきますね。
十字キーの感触やボタン配置、重さやサイズ感まで含めて「これこれ!」という安心感があります。
身も蓋もないですが、純正コントローラーこそ最高の選択肢だと思います。
ただし、長年使っているとどうしても劣化は避けられません。
私の場合、MD(メガドライブ)の純正コントローラーが故障してしまったので、代わりにコロンバスサークルのMD用コントローラーを使っています。
多少チープさはありますが、入力精度は悪くなく、何より価格が手頃。
純正の中古が高騰していたり、状態が不安な場合の代替品としては十分アリです。
Nintendo Switch Proコントローラー(プロコン)
おそらく多くの方がすでに持っていて、日常的に使い慣れているのがSwitch Proコントローラーだと思います。
レトロフリーク専用に新しく買う必要がなく、そのまま流用できるのは大きなメリットです。
USBケーブルでの有線接続はもちろん、変換アダプターを使えば無線接続も可能。
ケーブルの煩わしさから解放され、テレビから少し離れてくつろぎながらプレイできます。
ボタン配置やスティックの感触は現行機基準で設計されているため、格闘ゲームやアクションなど、細かい入力精度を求めるタイトルとも相性抜群。
グリップ感も良く、長時間プレイでも疲れにくいのが魅力です。
「純正コントローラーの雰囲気を味わいたい」というよりは、「現代の快適な操作感でレトロゲームを楽しみたい」人におすすめの選択肢です。
純正PS5コントローラー(DualSense)
こちらも現行機(PS5)の純正コントローラーなので、所有している方が多いのではないでしょうか。せっかく手元にあるなら、レトロフリークでも活用しない手はありません。
特に優れているのはグリップ感。
手にしっかり馴染む形状と重量バランスで、長時間のプレイでも安定して操作できます。
ボタンやスティックの反応も良く、RPGやアクション、シューティングなど幅広いジャンルに対応可能です。
一方で、十字キーの形状はクラシックなパッドに比べてややクセがあるため、格闘ゲームや精密な入力が必要なレトロタイトルでは好みが分かれるかもしれません。
また、振動やアダプティブトリガーなどのPS5向け機能はレトロフリークでは活かせない点には注意が必要です。
とはいえ「今あるもので快適に遊びたい」「レトロゲームも現行機クオリティの操作感で楽しみたい」という方には、十分おすすめできる1本です。
レトロフリーク用アーケードスティック

レトロゲームを遊ぶなら、やっぱりアケコンは外せません!
私はまず、SwitchやPCゲームで愛用している【8Bitdo Bluetooth アーケードスティック for Switch & Windows】を試してみましたが…残念ながらレトロフリークとは相性が悪かったようで、カーソルが暴走したりエラーで強制終了したりと不安定。
設定によっては改善できるのかもしれませんが、怖すぎて私は断念しました。
そこで導入したのが、サイバーガジェット製の純正「レトロフリーク用アーケードスティック」。
何も考えずに挿すだけでそのままプレイ可能なのが嬉しい!

クイックセーブやクイックロード専用ボタンが付いているなど、とにかく便利。
やっぱ公式しか勝たん!!!
格闘ゲームやシューティングはもちろん、アクションやアーケード移植作とも相性バッチリで、ゲーセン感覚で遊べる最高の相棒です。
ただし、2025年9月現在はすでに生産終了しており、在庫も少なくなっています。
見かけたら早めの確保をおすすめします。
レトロフリークの快適プレイはコントローラーから!
レトロフリークは本体の機能も優秀ですが、実際のプレイ体験は「どのコントローラーを使うか」で大きく変わります。
まとめ
- 無線パッドならケーブルに縛られず快適に遊べますが、充電切れには注意。
- USB有線パッドは安定感が抜群ですが、ケーブルの取り回しがやや不便。
- 最新パッドは連射やマクロなど高機能を活かせる一方で、レトロ感はやや薄れます。
- 実機の純正パッド+アダプターは懐かしさ満点ですが、入手難や劣化リスクがあります。
Amazonや楽天で入手できるモデルも多い一方、在庫切れや値段の高騰が起こりやすいため、購入前には相場を確認するのがおすすめです。
迷ったら、まずは汎用性の高い 8Bitdo系パッド か、懐かしさを味わえる 実機コントローラー(withアダプター) から始めると失敗しにくいですよ!
あとは、サイバーガジェットが公式で使用可能としているものを選びましょう!
あわせて【レトロフリーク本体レビュー】記事や、【レトロフリークコンバーターレビュー】記事もご覧いただければ、より快適なゲーム環境づくりの参考になります。



