ファミコンやメガドライブといった多くの名作レトロゲームを、現代のテレビで快適に遊べる【レトロフリーク】。
ただし、そのままでは対応していないハードもいくつか存在します。
そこで登場するのが、公式周辺機器の【NESカートリッジコンバーター】と【ギアコンバーターS】。
前者は海外版ファミコン(NES)のソフトを、後者はゲームギアやマークIII、SG-1000といったセガ系タイトルをレトロフリークで起動可能にしてくれる拡張アダプターです。
この記事では、この2つを実際に使ってみた感想や注意点をまとめました。
「レトロフリークをもっと活用したい!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも【レトロフリーク】とは?

ファミコンやスーファミ、メガドライブ、PCエンジン(Huカード)、ゲームボーイなど、複数のレトロゲームカセットを1台で遊べる互換機と言えば、サイバーガジェットの【レトロフリーク】。
HDMI出力で現代のテレビでも快適にプレイでき、さらにカートリッジからゲームを本体にインストールして保存していけるので便利です。
レトロゲームを気軽にたくさん遊びたい方にとって、まさに必須のアイテムと言えるでしょう。
レトロフリーク用【NESカートリッジコンバーター】【ギアコンバーターS】とは

それでは、レトロフリークの対応機種を増やせる【NESカートリッジコンバーター】【ギアコンバーターS】の特徴を紹介します。

| 項目 | NESカートリッジコンバーター | ギアコンバーターS |
| 対応ソフト | 海外版ファミコン(NES /NTSC・PAL) | ゲームギア、セガ・マークIII、SG-1000 |
| 発売/再販 | 再販2024年10月 | 初回2019年 → 再販2023年11月 |
| 希望小売価格 | 2,000円(税込2,200円) | 7,000円(税込7,700円) |
| 特徴 | 海外NESソフトを日本の実機やレトロフリーク等の互換機でプレイ可能。 | セガ系レトロ機のソフトを幅広く対応。マイカードにも対応。MD実機でも使用可能。 |
| 注意点 | ・PAL版は日本の純正FC本体や互換機では不可(レトロフリークなら可) ・一部ソフトは非対応 | MD実機で使用の場合 ・FM音源非対応 ・ポーズボタンなし ・一部ソフトは非対応 |
| おすすめな人 | 北米や欧州のNESタイトルを遊びたい人 | セガ携帯機/初期ハードを網羅したい人 |
いずれもレトロフリークの公式周辺機器で、カセットスロットに挿すだけで海外版ファミコンソフトたセガ系のレトロソフトを起動できるアイテムです。
ギアコンバーターSは2023年に、NESカートリッジコンバーターは2024年に再販されましたが、2025年9月現在は価格が高騰気味。
まだ新品を定価で扱っているお店もあるので、購入する際は値段をよくチェックしましょう。
この手のアイテムは再販の頻度が高くないため、見かけたときが買い時です!
【NESカートリッジコンバーター】【ギアコンバーターS】実際に使ってみた

実際にNESカートリッジコンバーターとギアコンバーターSを使用してみた感想と、注意したいポイントをまとめます。
まず事前準備として、使用するゲームソフトの端子と、コンバーターの端子にはレトロゲーム復活剤(接点復活剤)を軽く塗布しておきましょう。
抜き差しがスムーズになり、接触不良も防げます。
また、利用する際はソフトを先にコンバーターへセットしてから、コンバーターをレトロフリークの本体へ差し込むのが基本。
無理に押し込むと故障につながる恐れがあるので、お気をつけください。
NESカートリッジコンバーター

NESカートリッジコンバーターは、挿し込み口が「固い」と通販サイトのレビューで見ていたのですが、レトロゲーム復活剤を塗布すればするりとセットできました。

コンバーターを、レトロフリークのファミコンスロットに挿して、念願の北米版ファミコンソフト『A Boy and his Blob』を取り込んでみます!

NESのような海外のソフトでも、データ登録はされているのでタイトル名は自動的に入力されます(GENESISや海外版のGBソフトも登録されていました)。

海外のソフトもコレクションに加えられるなんて、やっぱりレトロフリークは最高ですね…!

ギアコンバーターS

ギアコンバーターSは、レトロフリークのメガドライブのスロットにセットします。
ギアコンバーターSには三方向にスロットがあり、ゲームギア(右)とセガマークⅢとSG-1000のカートリッジ(上)とマイカード(左)をセットできます。

ちなみに、コンバーターのセガマークⅢとSG-1000のスロットがめちゃくちゃ固い!
上からまっすぐ挿そうとすると、全く入りません。
ソフト端子の左右どちらかの端をコンバーターのスロットに当てて、徐々に中央、反対側の端を滑り込ませれば入ります。

ゲームギアのスロットは、全く固さを感じずスムーズに挿し込めました。

私は生憎、マイカードを一枚も所持しておらず、今回は試せませんでした…。
悔しいので近々購入します(こうしてさらに沼にハマる…)。

ギアコンバーターS対応ソフトは、基本的にレトロフリークが認識してくれます。
他のハードと同じようにインストールするだけなので、特別な操作は不要です。
そしてコンバーターを抜くときは、レトロフリーク本体のMDとSFCのスロットの周辺を押さえないように!
私はコンバーターを無理やり抜こうとして、本体のスロットの間をへし折りそうになりました(よく見るとたわんでしまってます…)。
コンバーターを抜くときは、本体の手前(USB差し込み口がある側)を押さえると良いと思います。
【NESカートリッジコンバーター】と【ギアコンバーターS】は超おすすめ!だけど価格高騰に注意
今回ご紹介した【NESカートリッジコンバーター】と【ギアコンバーターS】は、レトロフリークの対応範囲をさらに広げてくれる便利な周辺機器です。
レトロゲームを幅広く楽しみたい方にとっては、セットで揃えるのが正解。
しかもレトロフリークだけでなく実機でも使えるため、持っていて損はありません。
ただし、現在は価格が高騰しているのが難点。
ギアコンバーターに至っては一万円超えてしまってます…。
2025年9月時点で定価販売は限られているため、すぐに必要でなければ再販を待つのも一つの手です。
今後は、NESコンバーター3種の比較や、ファミコンやメガドライブの実機でのコンバーター使用感レビューなども予定していますので、ぜひ引き続きチェックしてください!


のコピー-1-120x68.png)
