こんにちは、ズボラゲーマーの のたり と申します。
スーパーファミコン(SFC)用ソフト『学校であった怖い話』ゲームプレイ日記の第二十五回目です。
前回は、荒井昭二(一話目)『地縛霊:花の養分』と細田友晴(二話目)『女子トイレの壁の染み:女生徒の霊』のあらすじと感想をまとめました。
今回は、岩下明美(三話目)『美術室に残る肖像画:五人目は僕?』と隠しシナリオ(新堂誠)『美術室にある清水さんの自画像』のざっくりあらすじと感想をまとめます。
※容赦なくネタバレします。NGな方はここでブラウザバックしてください。
なお、プレイにはスクショ撮影・セーブがしやすい【レトロフリーク】を使用しております。
各話あらすじと感想
ここからは、以下のエピソードのあらすじと感想まとめです。
- 【三人目】岩下明美『美術室に残る自画像:五人目は僕?』
- 【隠しシナリオ(新堂誠)①】『美術室にある清水さんの自画像:ナルシスト清水』
- 【隠しシナリオ(新堂誠)②】『美術室にある清水さんの自画像:部屋で自分の首を絞める主人公』
- 【隠しシナリオ(新堂誠)③】『美術室にある清水さんの自画像:魔女のような清水』
それでは、以降はネタバレOKな方のみお進みください。
【三人目】岩下明美『美術室に残る自画像:五人目は僕?』

選択肢(隠しシナリオ出現条件)
1 → 1 → 1 → 2 → 1 → 2 → 3 → 4 → 1 → 1
あらすじ
岩下明美は、「絵には魂が宿る」と語り始める。
美術部の部室には、作者にも忘れ去られた作品が数多く眠っており、その中に強い怨念を抱えた一枚の肖像画が存在すると言う。
その絵を描いたのは、かつて美術部に所属していた女生徒・清水智子である。
美大進学を目指し、自画像を描いていた彼女は、作品が未完成のまま何者かに殺害された。しかし事件後、描きかけだった肖像画は、誰も手を加えていないにもかかわらず、日ごとに完成へと近づいていった。
清水の霊が絵を描き続けているという噂が広まり、作品は撤去や供養を試みられるが、いずれも失敗に終わる。
絵は必ず美術室へ戻ってきてしまうのだ。
やがて肖像画は完成するが、その後、清水が殺害された現場で発見された同じ絵は、彼女が死の間際に浮かべていたであろう苦悶の表情へと変貌していた。
その絵を見た者は、なぜか皆、自らの首を絞めて死んでいくという。
岩下は告げる。
今、美術室にある肖像画は、果たしてどんな顔をしているのだろうか、と。
そして主人公・坂上が目にしたものは……。
今回二回目のプレイです。

清水智子の自画像の在処を「殺人現場(“見当もつかない”と選択)」と選択したことで、血生臭い話に変貌しました。
相変わらず、未完成の自画像を残したまま殺害された美術部員・清水智子の怨念が強烈です。

主人公・坂上が、苦悶の表情を浮かべる自画像を見てしまったことで、「次に自らの首を絞めて死ぬのは自分…!?」と嫌な余韻を残して、隠しシナリオになだれ込みます。
それにしても、「見ること自体が死を招く」と知っていて、巻き込んでくる岩下先輩が一番怖いですね(しかも自分も見てるし…)。
👇同シナリオで異なるルート「男子生徒の死」はこちらの記事で紹介しています。👇
【隠しシナリオ(新堂誠)①】『美術室にある清水さんの自画像:ナルシスト清水』

選択肢
1 → 1 → 2 → 2 → 2
あらすじ
新堂誠は、幼い頃に清水と近所付き合いがあり、彼女の異常なまでの“自画像への執着”を間近で見ていた人物だ。
清水は風景や他人ではなく、自分自身の姿だけを描き続けていた。
成長の過程をすべて自画像として残し、完成した絵を恍惚とした表情で見つめる姿は、芸術愛というより自己陶酔に近いものだったという。
新堂はある日、彼女が古びた自画像から光のようなものを吸い込む場面を目撃する。
それ以降、彼女は新堂を遠ざけるようになる。
新堂は、清水が絵に宿る“精気”を糧に生きていたのではないかと推測する。
死後もなお自画像を完成させようとしたのは、精気を吸い尽くし、再び生を得るためだったのではないか──。
絵を見た者が命を落とすという噂も、その延長線上にあるのかもしれない。
同じ呪われた絵でも、「自己愛と生への執着」という方向に掘り下げただけで、こんなにも印象が変わるものなのですね!

他者への恨みよりも、自分自身への異常な執着が強いって、なかなかの狂気です。
しかし、自画像から精気を吸うとは? 前話で岩下先輩が「芸術は魂を宿す」という考え方が、ここで活かされているのでしょうか。
いずれにせよ、怨念よりもナルシシズムが怪異を生むという、異色な怪談として印象に残るシナリオでした。
【隠しシナリオ(新堂誠)②】『美術室にある清水さんの自画像:部屋で自分の首を絞める主人公』

選択肢
3 → 1 → 1(ゲームオーバー)
あらすじ
新堂誠は、清水という女子生徒と呪われた絵の噂を知っていると語り、主人公・坂上が美術室で“あの顔”を見たかどうかを執拗に探ろうとする。
坂上は記憶が曖昧だと答え、結局、新堂は怒ったように立ち去ってしまう。
その夜、坂上は自室で異変に遭遇する。
壁に貼っていたポスターの視線が動き、そこに浮かび上がったのは、美術室で見たあの恐ろしい顔だった。
逃げ場のない恐怖の中、死んだはずの清水の声が耳元で囁き、坂上の両腕は意思に反して自らの喉を締め上げ始める。
抵抗することもできないまま意識は暗闇に沈み、最後に坂上が目にしたのは、冷たくなった自分自身の姿だった。
その表情は、美術室に飾られていた清水の絵と、あまりにもよく似ていた。
こちらは、ゲームオーバールートの一つです。

新堂先輩に「見ていない」と嘘をつくと死にますのでお気をつけください。
【隠しシナリオ(新堂誠)③】『美術室にある清水さんの自画像:魔女のような清水』

選択肢
3 → 1 → 2 → 3 → 2
あらすじ
新堂誠は、主人公が美術室で“あの顔”を見たことを見抜き、その代償が「死」であると告げる。
そして彼は、清水について誰も知らなかった、もう一つの噂を語り始める。
清水は幼い頃から絵に取り憑かれたような少女で、自宅の部屋には甘ったるい香りと、生臭い悪臭が混じった異様な空気が漂っていた。
ある日、新堂が彼女の部屋の引き出しを覗いたことで、その正体が明らかになる。
そこに収められていたのはキャンバスではなく、“人の皮”だった。
清水はそれを「宝物」と呼び、皮をキャンバスにして描くことで創作意欲が湧くと語る。
そして次の素材として、新堂自身の皮を求めて刃物を向けたのだった。
命からがら逃げ延びた新堂は、それ以降、清水と関わることはなかった。
しかし彼は、清水が死後も絵に執着した理由をこう推測する。
あの肖像画には、人の皮が使われている。
その事実を隠すため、幽霊となってまで絵を完成させ、恐ろしい顔を見せることで、誰も近づけないようにしていたのではないか、と。
相変わらず清水さんは「自分自身を描くこと」に強く取り憑かれています。
彼女にとって肖像画は作品ではなく、自分そのもの。

その完成に異常な価値を置いた結果、人の皮をキャンバスに使うという禁忌にまで踏み込んだと…。
ただ、「なぜ他人の皮なのか?」という点は少し引っ掛かります。リアルさを求めた結果なのか、それとも“自分以外を材料にすること”自体に意味があったのか。
想像の余地が残されているのが、この話の不気味さでもあります。

ゲーム内では、「ヤバい人」で終わりがちな設定ですが、創作への歪んだ執着や自己愛として捉えると、一気に奥行きが出てくるシナリオだと感じました。
まとめ:隠しシナリオの上にさらに隠しシナリオがあると知って絶望…
今回は隠しシナリオ『美術室にある清水さんの自画像』の3つのストーリーをメインにまとめてみました。
もちろん、選択肢によって他のルートに分岐しますので、ご興味のある方はご自身でもプレイしてみてください!
次回は、隠しシナリオ『早苗は僕の婚約者』にたどり着く前に、おそらく前回プレイ時とは違うシナリオが読めそうなので、まずはそちらのあらすじと感想を、ざっくりまとめようと思っています。
ちなみに、私はこちらの攻略本を参考にしながらプレイしています。
しかしこちらの攻略本、残念ながら隠しシナリオについては掲載されていないのでご注意ください。
今回プレイするにあたって事前に調べていたところ、隠しシナリオを含む全48話に加え、特定の選択肢を正しく踏まなければ到達できない「超隠しシナリオ」が存在することを知り、絶望しています(笑)。
初見プレイがいちばん楽しいとは思いますが、効率重視で進めたい方は、事前に攻略情報をチェックしてからのプレイをおすすめします…。

なお、現行機しかお持ちでない方には、本作のプロデューサー・飯島多紀哉さんが手がけた近作『アパシー 鳴神学園七不思議+危険な転校生』も遊びやすく、おすすめです(話は別物です)。
他にも、SwitchやSteamでプレイできる『送り犬』という作品もあります。
ぜひチェックしてみてくださいね!
👇『学校であった怖い話』ゲームプレイ日記の他記事はこちらにまとめています!👇

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