2025年12月にPlayStation Portal リモートプレーヤー(以下、PS Portal)を購入しました。
購入理由はいたって単純。
寝転がってPS5がやりたかったから。
あと、なんとなく欲しかったからです。
……なんとなくで買うには、まあまあいいお値段なんですけどね。
もうひとつ、当時プレイしたかった『サイレントヒルf』が関係しています。
私は大きなモニターで3Dゲームを遊ぶと酔ってしまうことがあるので、
「PS Portalくらいの小さい画面なら、もしかして酔わずに遊べるのでは?」
という淡い期待もありました。
結果。
2時間くらいで酔ってギブアップしました。
ダメでしたw
その後は『Unravel』をちょっとプレイしたり、『Dead by Daylight』で遊んだり。現在は『うみねこのなく頃に咲』をプレイするのに使っています。
購入から1年弱。正確な稼働時間は数えていませんが、決してヘビーに使っているとは言えません。
そんな私がPS Portalを改めて使ってみて、
「なんで便利なのに、こんなに使ってないんだろう?」
を考えてみました。
結論から言うと、PS Portalがダメだったわけではありません。
むしろちゃんと便利です。
ただ、私のゲーム生活には思っていたほど入り込む隙がなかった。
これが1年弱使ってみた感想です。
この記事では、PS Portalをあまり活用できていないズボラゲーマー目線で、実際に使って感じたメリット・デメリットや、どんなゲームなら使いやすかったのかを紹介します。
※私はPS Plus プレミアムには加入していないため、クラウドストリーミングについては未検証です。
PS Portalを買った理由|寝転がってPS5をやりたかった

PS Portalを購入したのは2025年12月。
一番の目的は、先ほど書いたとおり「寝転がってPS5を遊ぶこと」でした。
Switch 2やSteam Deck OLEDのように、ベッドやソファでゴロゴロしながらPS5も遊べたらいいな、と。
そしてもうひとつが『サイレントヒルf』です。
私はモニターで3Dゲームを遊ぶと酔うことがあるので、
「画面が小さくなれば酔いにくくなるのでは?」
と期待していました。
残念ながら、こちらの目論見は見事に外れました。
2時間ほどプレイしてギブアップ。
PS Portalなら3D酔いを克服できる……なんてことは、少なくとも私にはありませんでした。
買った初日の『サイレントヒルf』以降は毎日のように使うこともなく、思い出したときに起動する程度。
気づけば「PS Portalを持っているけど、あまり使っていない人」になっていました。
PS Portalを使って感じたメリット
あまり使っていないからといって、PS Portalに不満だらけというわけではありません。
むしろ実際に使ってみると、「これはいいな」と思うところは結構あります。
画面は思っていたよりきれいで見やすい
最初にPS Portalを起動して思ったのが、
「思っていたより画面きれい!」
でした。
PS Portalには8インチのLCDディスプレイが搭載されており、1080p・最大60fpsに対応しています。
実際にゲームを遊んでいても、画質について不満を感じることはほとんどありません。
『Dead by Daylight』をプレイしても、私には十分クリアに見えます。
Switch 2やSteam Deck OLEDと比べて発色がどう、明るさがどう、と言われると……。
正直、私にはそこまで分かりません。
細かく比較すれば違いはあるのでしょうが、実際にゲームを遊んでいて気になるほどではありませんでした。
普通にきれいならそれでいいじゃない。
というタイプなので、画面については十分満足しています。
現在プレイしている『うみねこのなく頃に咲』くらいの文字サイズなら文章も普通に読みやすく、ADVを遊ぶにはちょうどいいサイズです。
PS5の続きを好きな場所でそのまま遊べる
PS Portalで一番便利だと思うのは、
PS5で遊んでいたゲームの続きを、別の場所でそのまま遊べること。
です。
私は普段PS5をレストモードにしています。
PS PortalからPS5を起動して、そのままゲームを開始。
きちんとレストモードにしておけば、これまで接続に失敗することもほぼありませんでした。
接続自体は簡単です。
モニターの前で遊んでいて、
「ちょっと疲れたな」
と思ったらPS Portalを持ってソファやベッドへ。
同じゲームの続きをそのまま遊べます。
テレビやモニターをPS5で占領しなくて済むので、家族がテレビを使っている家庭では特に便利そうです。
寝転がってPS5を遊べるという目的はちゃんと達成
そもそもの購入目的だった、
「寝転がってPS5を遊びたい」
については、ちゃんと実現できました。
ベッドで『うみねこのなく頃に咲』を読み進めたり、ソファに座ってリラックスしながらPS5のゲームを遊んだり。
これは普通に快適です。
特に『うみねこ』のように、文章を読みながらのんびり進めるゲームとの相性はかなりいいと感じています。
PS5のゲームをわざわざモニターの前に座らず遊べる。
これはPS Portalを買ってよかったと思うところです。
ADVやRPGなら遅延をあまり意識せず遊べる
PS Portalはリモートプレイなので遅延自体はあります。
実際、PS5を接続しているモニターもつけたままPS Portalで遊ぶと、音がズレて聞こえます。
PS Portal側が少し遅れているのが分かります。
それでも『うみねこのなく頃に咲』をPS Portal単体で遊んでいる分には、操作上まったく問題ありません。
文章を読むことが中心で、忙しい操作も必要なし。
『ペルソナ3 リロード』のようなRPGも、個人的には寝転がって遊ぶのによさそうです。
遅延の影響を受けにくいゲームなら、かなり快適。
これは実際にいくつかのゲームを遊んでみて感じました。
PS Portalを使って感じたデメリット
一方で、1年弱使ってみると「だから私には出番が少ないのかも」と思う部分も見えてきました。
私の手にはちょっと大きくて疲れやすい
最初にPS Portalを持ったとき、
「でかいな。そしてちょっと重いな」
と思いました。
私は女性としては標準的な手の大きさだと思いますが、個人的にはPS Portalのグリップ感がそこまでよくありません。
DualSenseっぽい操作感はちゃんとあります。
ただ、画面を挟んで左右にコントローラー部分があるので、当然ながら普通のDualSenseより横長です。
スティックが画面にかかるように配置されているのも、個人的には少し違和感があります。
振動については特に不満なし。
ただし、『Dead by Daylight』のようにしっかり握り込んでスティックやボタンを忙しく操作するゲームでは、長時間プレイすると疲れます。
操作ミスも結構します。
これはPS Portalそのものが悪いというより、単純に私の手と本体サイズの相性があまりよくないのかもしれません。
仰向けで長時間遊ぶのは結構つらい
「寝転がって遊べる」と書きましたが、
仰向けで長時間快適に遊べるかというと、私には無理でした。
30分くらい遊んでいると、気づけば横向きかうつ伏せになっています。
ソファに座ってリラックスした姿勢で遊ぶのも楽です。
そして一度、仰向けでPS Portalを使っていて顔に落としました。
死ぬかと思ったw
寝転がってPS5を遊べること自体はメリット。
でも、「仰向けで何時間でも快適!」みたいな使い方を想像しているなら、本体の大きさや重さは考えておいたほうがいいと思います。
Switch 2やSteam Deckよりゲーム開始までワンクッションある
PS5への接続自体は簡単です。
ただ、Switch 2やSteam Deck OLEDと比べると、
ゲームを始めるまでにワンクッションある感じ
はします。
Switch 2やSteam Deckなら端末そのものにゲームが入っているので、手に取ってそのままゲームへ。
PS Portalの場合は、まずPS5へ接続してからゲームを始めます。
ほんのちょっとした違いです。
接続が面倒というほどでもありません。
それでも日常的に使っていると、Switch 2やSteam Deckのほうが直接ゲームにアクセスしている感覚があります。
私はSteam Deck OLEDも1年以上使っていますが、寝転がって「ちょっとゲームしようかな」と思ったときは、PS PortalよりSteam DeckやSwitch 2に手が伸びることも多いです。
Steam Deck OLEDを実際に1年以上使って感じたことは、こちらの記事で詳しく書いています。
反応速度が重要なゲームでは遅延が気になる
PS Portalの遅延が特に気になったのが『Dead by Daylight』です。
わが家の環境ではカクつきや通信の乱れはほとんど感じません。
映像も十分きれい。
ただ、モニターと同時に表示するとPS Portal側の音が明確に遅れて聞こえます。
そしてDbDでは、このわずかな遅延が結構気になります。
特にスキルチェック。
モニターでプレイしているときと比べて反応が遅いように感じて、
グレイト全然出せないw
チェイスにもなんとなく違和感があります。
さらに私の場合は本体を持ちにくく感じることも重なり、操作ミスも増えます。
『Dead by Daylight』を遊ぶなら、私は断然モニター+コントローラー派です。
『モンスターハンター』のように操作が忙しいゲームも、同じ理由でモニターを選びます。
なお、リモートプレイの快適さはネットワーク環境にも左右されます。
ここで書いている遅延や安定性については、あくまでわが家の環境で使った場合の感想です。
PS Portalに向いているゲーム・モニターで遊びたいゲーム
いろいろなゲームを試してみて、PS Portal自体の良し悪し以上に、
「何を遊ぶか」で快適さがかなり変わる
と感じました。
ADVやRPGはPS Portalと相性がいい
現在遊んでいる『うみねこのなく頃に咲』は、個人的にはかなり相性がいいです。
大画面じゃなくても楽しめる。
寝ながら読み進められる。
操作が忙しくない。
PS Portalの画面サイズなら文章も十分読みやすい。
遅延が存在していても、ゲームプレイにはほとんど影響しません。
『ペルソナ3 リロード』のようなRPGも、同じように寝転がって遊ぶのに向いていると感じます。
私が今後PS Portalを使うとしたら、主にADVやRPGになりそうです。
DbDやモンハンはモニターで遊びたい
逆に『Dead by Daylight』は、私にはPS Portal向きではありませんでした。
遅延による違和感がある。
本体をしっかり握り続けるので疲れる。
操作ミスも増える。
これなら普通にモニターの前に座ってDualSenseを使ったほうが断然プレイしやすいです。
『モンスターハンター』のようなアクション性の高いゲームについても、私は同じです。
もちろん、「PS Portalではアクションゲームが遊べない」という意味ではありません。
通信環境や遅延の感じ方にも個人差があります。
あくまで私の場合は、
ADV・RPG → PS Portal
反応速度や細かな操作が重要なゲーム → モニター
という使い分けがしっくりきました。
ここまで読んで「自分が遊ぶゲームならPS Portalと相性よさそう」と思った人は、現在の価格を確認してみてください。
PS Portalをあまり使わなくなった一番の理由
PS Portalを買う前の私は、
「寝転がってPS5ができたら便利じゃん!」
と思っていました。
実際、便利です。
でも買ってから気づきました。
私がPS5でわざわざ遊びたいゲームって、大きな画面で遊びたいものが多くない?
『Dead by Daylight』や『モンスターハンター』のようなゲームなら、モニターの前でコントローラーを持って遊びたい。
一方、寝転がって携帯ゲーム機で遊びたいなら、Switch 2やSteam Deck OLEDがあります。
しかも私はレトロゲームもいまだに遊びます。
つまり、
PS Portalが悪いわけじゃない。PS Portalが入り込む隙間があまりなかった。
これが、1年弱使ってみてたどり着いた答えです。
買う前は「寝転がってPS5ができる」というメリットだけを考えていました。
でも実際には、
「そもそも自分は寝転がってPS5のゲームをやりたいのか?」
まで考えておく必要があったみたいです。
PS Plusプレミアム未加入なのでクラウドストリーミングは未検証
現在のPS Portalは、PS5からのリモートプレイだけではありません。
PlayStation Plus プレミアムに加入していれば、対象となるPS5ゲームをPS Portalへ直接クラウドストリーミングできます。
対象ゲームならPS5本体の電源がOFFでもプレイできます。
ただし私は、
PS Plus プレミアム未加入です。
今のところ、加入してまで遊びたいゲームがそれほどないからです。
PSのレトロゲームをPS Portalでめちゃくちゃ遊べるようになるなら考えるんだが……。
なお、クラシックスカタログ自体はPS Plus プレミアムに含まれていますが、PS Portalへ直接クラウドストリーミングできるのは対象のPS5ゲームです。
この記事を書くためだけにプレミアムへ加入するのも違うと思ったので、クラウドストリーミングについては今回検証していません。
今後加入する機会があれば、改めて試してみたいと思います。
PS Portalがおすすめな人・あまり必要なさそうな人
1年弱所有してみて、PS Portalの必要性は、
「PS5を普段どのくらい遊んでいるか」
でかなり変わると思いました。
PS5をよく遊ぶ人ならかなり便利そう
PS5を日常的に遊ぶ人なら、私よりずっと活用できると思います。
特に、
- PS5を頻繁に遊ぶ
- ベッドやソファでもPS5を遊びたい
- 家族がテレビを使っていてPS5で占領できない
- ADVやRPGなどを携帯機感覚で遊びたい
- PS Plus プレミアムも活用している
こんな人ならPS Portalのメリットを感じやすそうです。
PS5で遊んでいたゲームを、そのまま好きな場所へ持っていける感覚はやっぱり便利です。
PS5以外のゲーム機をよく遊ぶ人は出番が少ないかも
一方、私みたいな人は要注意です。
Switch 2も遊ぶ。
Steam Deck OLEDも遊ぶ。
レトロゲームも遊ぶ。
となると、そもそもPS5の稼働率がそこまで高くありません。
PS5を使わない。
当然PS Portalも使わない。
非常に分かりやすい話でした。
特に「寝転がってPCゲームも遊びたい」という人なら、PS Portalとは用途の違うSteam Deck OLEDも選択肢になります。
私はSteam Deck OLEDを1年以上使って、必要だった周辺機器・結局使わなくなった周辺機器についてもまとめています。
私くらいの使用頻度で、コレクターでもない人から、
「PS Portalって買ったほうがいい?」
と聞かれたら、
「そんなに必要ないかもw」
と答えると思います。
まとめ|便利だけど、便利=自分が使うとは限らなかった
PS Portalを1年弱所有してみて分かったのは、
製品として便利なことと、自分が実際に使うことは別問題
だということでした。
画面は十分きれい。
PS5への接続も簡単。
寝転がってPS5を遊べる。
ADVやRPGのように遅延の影響を受けにくいゲームなら、私も快適に遊べています。
購入目的だった「寝転がってPS5を遊ぶ」もちゃんと実現できたので、買ったこと自体は後悔していません。
ただし、使用頻度だけで費用対効果を考えるなら、
私にとっては高い買い物でした。
私はコレクター気質なので、ゲーム機や周辺機器は持っていること自体に満足してしまうところがあります。
だからまあ、いいんです。
でもコレクターでもなく、私と同じくらいしかPS5を遊ばないのであれば、無理して買う必要はないかもしれません。
逆にPS5を日常的に遊ぶ人なら、評価はまったく違ってくると思います。
購入を迷っているなら、
「PS5を普段どれくらい遊んでいるか」
「PS5のゲームをテレビやモニター以外で遊びたい場面がどれくらいあるか」
この2つを一度考えてみるのがおすすめです。
それでも、
「PS5をベッドやソファでも遊びたい」
「テレビを家族と共有しているから、自分専用の画面が欲しい」
という人なら、PS Portalを買うメリットは十分あると思います。
私は今後も、PS Portalを毎日のように使うことはたぶんありません。
『Dead by Daylight』や『モンスターハンター』ならモニター。
『うみねこのなく頃に咲』のようなADVや、のんびり遊べるRPGならPS Portal。
そんな感じで、たまに引っ張り出して使うことになりそうです。
……ただし、もう顔には落とさないように気をつけます。



