中古で手に入れたレトロゲームの取扱説明書やジャケットに、シミや汚れ、ヨレがあって落ち込んだ経験、ありませんか?
私は最近、某オークションで購入したソフトがまさにそのような状態で、少し落ち込んでしまいました。
新品同様とはいかなくても、なんとか許せるレベルまで自力できれいにできないものか…。
ということで今回は、レトロゲームの取扱説明書・ジャケット・帯を身近なアイテムでクリーニングできるのかを、不器用ズボラゲーマーが検証します!
もしかすると参考になるかもしれませんので、レトロゲームのセルフクリーニングにご興味がおありの方はチェックしてみてください!
レトロゲームの紙ものクリーニング?を始める前の準備
今回は、ドリームキャストとWiiのソフトの取扱説明書・ジャケットでクリーニング実験をします。
まず最初に、用意するものと、やってはいけないことを確認します。
用意するもの

今回用意したものは以下のとおりです。
- 消しゴム(白く柔らかいタイプ)
- 綿棒やコットン
- ビニール手袋(任意)
- 無水エタノール
- 薄めた漂白剤
- 段ボール等(A4程度の大きさ)
- アイロン
- 当て布
やってはいけないこと
取り返しがつかない失敗を防ぐために、クリーニング時に「やらないほうがいいこと」を先に確認しておきましょう。
- 紙に直接水をつける → 紙がふやけて破れやすくなります。また、ヨレやシワが増えます。
- アイロンを直に当てる → 焦げや変色の原因に。シワ取りのため取説等にアイロンを当てる際は必ず「当て布」を挟みましょう。
レトロゲームの取説や帯のクリーニング方法

レトロゲームの取扱説明書・ジャケット・帯のクリーニング方法を、実験・検証しながら紹介します。
1. ケースからジャケットを外す
CDケースに入っているジャケットは、まずケースを分解してからクリーニングします。
ディスク側の四隅には取り外し用のツメがあるので、そこを押さえて剥がすようにすれば簡単に分解できます。
ジャケットなどを外したら、ケースだけを中性洗剤を薄めた水に浸けると一石二鳥。
15分ほどで汚れが落ち、透明感も戻るのでおすすめです。
👇詳しいやり方は、以下の記事を参考にしてください!👇
2. 取扱説明書・ジャケット・帯の汚れを落とす
取扱説明書やジャケット、帯などの紙類の汚れを落としていきます。
ただし、レトロゲームは発売から長い年月が経っているため、すでに紙が劣化している場合も少なくありません。
軽く手を加えただけでも破れたり、かえって状態が悪くなったりする可能性も否めません。
作業を行う際は必ず目立たない部分で試し、問題がなければ少しずつ範囲を広げていきます。
なお、作業は必ず自己責任でお願いします!
表面の汚れを消しゴムでやさしく擦ってみる

レトロゲームの取扱説明書やジャケットなどに付いた表面的な汚れを落とすべく、白くてやわらかい普通の消しゴムでやさしく擦ってみます。
消しゴムで擦ると、紙の表面にある黒ずみや手の脂、スス汚れなどをからめ取ってくれる、はず。

結果、黄ばみは取れませんが、汚れは多少薄くなりました(写真ではわかりにくいですが…)。
ただ、ジャケットの青色が消しゴムに移っているところを見ると、紙自体にダメージはありそう。
やりすぎると紙が毛羽立ったり、印刷が薄くなったりしそうなので要注意。
とはいえ、消しゴムなら水や薬品を使わないので、紙がふやけたりインクがにじんだりする心配が少ないのは嬉しいですね。
消しゴムで取れるのは表面に「乗っているだけ」の汚れで、紙に「染み込んでいる」汚れは取れない(むしろ危険)と覚えておくとよさそうです。
無水エタノールを染み込ませた綿棒で叩いてみる

無水エタノールは水分を含まず、揮発性が高いアルコールです。
油脂を溶かす性質があるため、電子機器の清掃などによく使われます。
この「すぐ乾く」という特徴から、紙にも安全そうに見えなくもありません。
ということで、無水エタノールを含ませた綿棒で謎の水シミ部分を叩いてみました。
シミ部分を擦らず、軽くトントンと叩いて、すぐに手を離して乾燥させるを繰り返します。
結果、何も変わりませんでした。
そもそも水濡れによるシミは、汚れではなく紙繊維の変形とのこと。
そりゃ、無水エタノールで叩いても消えるわけがありません(泣)。
むしろインクや紙にダメージを与える可能性が高いので、今後試すことはなさそうです。
漂白液をつけた綿棒やコットンで叩いてみる

次に、ぬるま湯200mL(40℃前後)に漂白剤ワイドハイターPRO 約5gを溶かした漂白液を使い、シミ落としに挑戦してみました。
塩素系漂白剤は汚れを取り除くというより、色そのものを分解して薄く見せてくれる性質があるので、水シミも薄くなるかも…という期待です。
今回も、薄めた漂白液を綿棒に含ませ、シミの上をトントントンと軽く叩いていきます。
結果、ほぼ変わりません。
もういっそのこと、コットンにたっぷり漂白液を含ませて、完全に紙を濡らす勢いでアタックしてみたらどうだろう?と、業を煮やしてやってみました(おすすめはしません)。

ジャケットの下に段ボール(吸水性のある紙)を敷いて、汚れを移すように叩きまくる!(洋服のシミ抜きと同じ原理ですね)。
結果、少しシミが薄くなったような…気…がしなくもない…(アイロンをかけた後の写真をご覧ください…)。
それよりも、紙が濡れてヨレヨレになりました(当たり前)。
また、コットンが薄くオレンジ(ドリキャスカラー)に染まりました。
ジャケットのインクが溶けて(?)しまったのかもしれません。
確実に紙にダメージは加わっているので、シミはごく多少薄まるもののおすすめはできないです。
今はよくても、時間が経ったときにどうなることやら…(何か変化あれば追記します)。
3. アイロンでヨレやシワを取ってみる

低温のアイロン(100〜120℃)で当て布をすれば紙にもアイロンを当てられると聞き、試してみました(今回はすでに紙がびしょびしょの状態なので、霧吹きは使用していません)。
アイロンの熱と少しの水分で紙の繊維が柔らかくなり、折れや波打ちが伸びやすくなるそうです。
そのあと冷えると、平らな状態で再び固まってくれるので、シワが目立ちにくくなるのだとか。
温度が高すぎたり、直接アイロンを当てると紙や印刷が傷むことがある点には要注意。
そして、とりあえずざっくりアイロンをかけてみた結果がこちら👇

ヨレとシワがなくなるだけでも、かなり見違えますね!
ちなみに、仕上げに重しをのせて乾かすと、さらにピシッと整うそうです。
レトロゲームの取説等を傷めない正しい保管方法
レトロゲームの取扱説明書やジャケット、帯を長くきれいに保つには、保管の仕方がとても大事です。
まず、直射日光や蛍光灯の光は黄ばみや色あせの原因になるので、日が当たらない場所に置くのはマスト。
湿気も大敵なので、風通しのいい部屋で、除湿剤やシリカゲルを一緒に入れておくと安心です。
私は無印良品の「くり返し使える除湿剤」を使用しています。
また、ケースは立てて収納し、ギュウギュウに詰め込まないこともポイント。
さらに本格的に管理したいなら、防湿庫を使うのも手です。
湿度を一定に保てるので、黄ばみ防止だけでなく基板やラベルの劣化防止にも役立ちます。
こうした工夫で、レトロゲームの寿命を少しは延ばせるはず。
せっかくきれいにしたソフトを良い状態で保つためにも、ぜひ活用してみてください。
レトロゲームの紙ものクリーニングは難しいけどスッキリはした

レトロゲームの紙ジャケットの汚れやシミ、ヨレ、シワをどこまで改善できるかチャレンジしてみましたが、そこまできれいにならず、微妙な結果となりました…!
ただ、なんの汚れがわからなくて薄気味悪かったジャケットを、漂白液にほぼ浸したことで、気持ち悪さが少し払拭されたのでよかったです(笑)。
あと、ヨレとシワはアイロンで普通に取れることがわかって安心しました。
今回試した工程はいずれも物自体には少なからず悪影響を及ぼすものなので、あくまで参考程度にとどめていただきつつ、何かしらのお役に立てれば幸いです!
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