こんにちは!家庭菜園に大ハマり中のあんまきです!
【もりのしいたけ農園】のしいたけ栽培キットで9月上旬からしいたけ栽培をはじめたものの、白くて平べったいしいたけができてしまいました。
この記事では、平均外気温が27〜34℃の9月上旬からしいたけ栽培をはじめたときの失敗例を写真付きでレポートして、最後に次回栽培時の改善ポイントをご紹介します。
- しいたけ栽培ってどうやるの?
- しいたけ栽培をはじめる時期はいつがいいの?
- しいたけ栽培はじめたけど、もしかしてこれ失敗かな?写真で確認したい!
このようなお悩みにお答えしていきます。
なかなかお目にかかれないしいたけの成長過程(ちょっとグロ注意)もご覧いただけますので、しいたけ栽培にご興味がおありの方もどうぞ!
【もりのしいたけ農園】しいたけ栽培キットとは
【もりのしいたけ農園】は、きのこ研究歴、きのこ品種登録数、きのこ種菌売上シェアのいずれも国内No.1の、きのこ業界のパイオニア。
そんな【もりのしいたけ農園】が販売するしいたけ栽培キットは、
- 室内で栽培可能
- 毎日1〜2回霧吹きで水を吹きかけるだけ
というカンタンすぎる栽培方法で、約1週間から10日で獲れたてほやほやのしいたけが味わえるという、きのこ好き垂涎のアイテムなんです。
しいたけがどんな風に育つのかも興味津々!お子さんと栽培しても楽しそう!
1週間で60個のしいたけを収穫できたという方も!うまくいけば2週間の休養期間をおいて2回、3回と栽培を重ねて収穫できるそう。
せっかくなら、しいたけ栽培数最高記録を更新してみたいものですね…!
しいたけを栽培してみよう!【1回目】
それでは、しいたけの栽培をはじめます。必要なものはこちら!
- 【もりのしいたけ農園】しいたけ栽培キット
- 霧吹き
- ハサミ
キットさえあればすぐにはじめられる手軽さがいいですね♪
そのキットの内容物はこちら。
お値段は栽培容器付きが¥2,180(税・送料込)。容器なしの栽培ブロックのみなら¥1,300です。
栽培手順確認
【もりのしいたけ農園】しいたけ栽培キットの栽培手順を確認します。
1回目の栽培で収穫までに行う手順は以下の通り。
基本的に放置プレイです。2回目以降の栽培方法は別にして、今回は1回目の栽培の注意点について詳しくみていきますね。
栽培開始まで
栽培ブロックを袋から取り出して、水で洗います。いかがでしょう、このねっちょり感。
この液体のおかげで袋が栽培ブロックに貼り付いて剥がれにくいので要注意です。
栽培ブロックは意外と脆いので、無理に取り出そうとして指でぐっと押し込んだりしないように気をつけましょう。
無事取り出せたら台所の流し台やシャワーで栽培ブロックの表面をさーっと洗い流して湿らせます。ここでも擦ったりしないように、そーっとです。
ここまでできたら、栽培容器に栽培ブロックを入れるだけ!
栽培開始までわずか5分!あっという間でしたね。あとは栽培容器ごと室内の直射日光が当たらない場所に安置します。(室温管理については後述します。)
水やり
水やりは1日1〜2回、霧吹きで栽培ブロックの表面をしっかり湿らせます。
きのこって暗くてじめっとした場所で育つイメージがありませんか?しいたけも例外ではなく、乾燥厳禁です!
冷房をつけて室温管理すると栽培ブロックが乾燥しやすいのでこまめにチェックしてください。
そしてこのとき盲点になるのが栽培ブロックの下の部分。容器に入れていると、霧吹きのボディが引っかかってうまく当てられないんですよね。
かといって普通の霧吹きを斜めに持つとホースが水を吸い上げられなくててうまく噴射できなかったり…。
そんなときに便利なのが【マルハチ産業】の「ザ・霧吹き(160cc)」。
振り子ホースがボトル内を回転するので、霧吹きを斜めに持ってもちゃんと噴射できるんです!そして小回りの効くサイズ感!
他に栽培しているお野菜への水やりにも重宝してます!
ボトルの底の水まで残さず吸い上げてくれて霧も細かく最高の使い心地…。たかが霧吹きですが、もう他の霧吹きは使えません!おすすめです!
栽培する時期・場所・室温管理
しいたけの栽培手順はとてもカンタンですが、その分栽培する時期と場所、室温管理がとても重要です。
結論、しいたけ栽培は10月〜5月に行うべきです。
わたしは9月の高温時期に栽培をはじめて室温管理で失敗しました。
まず、【もりのしいたけ農園】さんはこのようにアドバイスされています。
しいたけの栽培に適した気温は18℃〜25℃です。冬は暖かい場所、夏は涼しい場所で栽培しましょう。
昼間:27℃以下
もりのしいたけ農園栽培方法説明冊子より
夜間:20℃以下
さらに、6月〜9月の高温時期の室温管理はそこそこシビアです。
昼間:冷房下で27℃以下の温度管理
夜間:温度を20℃以下まで下げる
もりのしいたけ農園栽培方法説明冊子より
・屋外が涼しい場合は栽培容器のまま屋外に出す
・大きめのクーラーボックスに保冷剤を敷いて、栽培ブロックを入れる
・別のビニール袋に栽培ブロックを入れ、口を完全に閉じて冷蔵庫の野菜室に入れる
(※朝になったら栽培容器に入れ室内に戻し冷房下で管理をしてください。)
この室温管理を守らなかった場合、しいたけの発芽が抑制(低温)されたり、(高温)急激に成長してウラナリのしいたけに育ってしまいます。
しいたけ栽培キットは通年販売されているので、アドバイス通り工夫すれば真夏でも栽培は可能ですが、そこまでして栽培したいか…?というと疑問です。
しいたけ栽培レポート
ここで、わたしが失敗してしまったしいたけ栽培の様子をお見せします。
まず、栽培開始翌日〜3日目。成長速度の早さにちょっとビビる。
4〜5日目。ここまでは順調でした。5日目に収穫すべきだったのではと後で気づく。(でも傘が切れてなかったんですよ…)
6〜7日目。収穫のサイン「傘が切れる」状態がわからず収穫時期を逃す。
確かにきのこらしいフォルムに進化はしましたが、わたしが思うしいたけはこんなビジュアルでして。↓
この、傘のフチがヒラヒラしている状態を「傘が切れる」と言い、収穫の合図なんだそうです。
うちの子…ちょっと白すぎませんか…?そして傘のフチが丸まらないので傘が切れてるのかどうか判断がつきませんでした。
結局7日目に収穫。石づきもちょっと痩せてしまって、水っぽくなってしまっています。
高温時期に急激に成長してしまうとこのように白っぽく平べったいしいたけになるようです。
そして実食。バター醤油焼きと鶏肉と一緒に炒めてみました。
しいたけの味はせず、予想通り水っぽくて酸っぱい…これは栽培失敗のようです。無念!
反省とまとめ
今回、しいたけ栽培を失敗した理由の反省とまとめです。
第一の失敗:室温管理
私が栽培ブロックを置く場所に選んだのは、自宅の玄関先です。
まったく日の当たらない靴の棚の横に栽培容器を置き、冷房を効かせて日中の平均気温が25℃程度になるようにしていました。
しかし!「夜間:温度を20℃以下まで下げる」ができていなかったのです!!!
2021年の9月は雨が続いたので屋外に出すことも躊躇われ、大きめのクーラーボックスは空きがなく、冷蔵庫に一時避難は家族に拒否され…。
常に気温が25℃かそれ以上の状態に晒され続けたしいたけは、正しく成長して傘が切れることなく、最終的にこんな姿になってしまいました。
第二の失敗:収穫時期を逃した
うまく栽培することはできませんでしたが、おそらく6日目に収穫していればもう少しまともな食感のしいたけにありつけたように思います。
大きくて身の引き締まったしいたけを収穫したいなら、時には間引くことも必要です。
成長具合にこだわらず、しいたけらしい見た目になったらどんどん収穫した方が良いと感じました。
高温時期のしいたけ栽培は難易度爆上がりなので一般家庭にはおすすめできないということがわかりました!
家庭で気楽にしいたけ栽培を楽しむなら、1日の最高気温が25℃を切る10月から5月に栽培することを強くおすすめします。
わたしも懲りずにリベンジしますよ!なめこ栽培も気になる!
とその前に、同じ栽培ブロックで2回目にチャレンジしなくては!
1回目に失敗しても休養期間を経て2回目成功できるか!?についてもまた記事にしたいと思います。
しいたけが育つ過程を見ているのはとても楽しいので、皆さんもチャレンジしてみてくださいね〜!