こんにちは!34歳未経験でゲームも作る会社に転職成功したあんまきです。
今回は日本工学院八王子専門学校ゲームクリエイター科主任の吉富賢介さんの書籍『ゲームプランナー入門 アイデア・企画書・仕様書の技術から就職まで』(2019年 技術評論社)をご紹介します。
ゲームプランナーを志す人が何をするべきかについて具体的に書かれた良書です。
意外と知らないゲーム作りの流れやチーム構成、アイデアの発想法、企画書の書き方まで網羅されていて、「なんとなくゲーム業界に興味がある」という就活生にも得るものは多いと感じます。
ちなみに、わたしはこの本の通りに企画書を書いて、それを元に制作したゲームを引っ提げて就活した結果、未経験からシステム開発会社兼ゲーム制作会社に入社しました。
本書を読めばどんなことを学べるのか、ざっくりご案内しますので最後まで読んでみてくださいね♪
『ゲームプランナー入門』の著者 吉富賢介さんのご経歴は?
『ゲームプランナー入門』の著者である吉富賢介さんとはどんな方なのでしょうか?
吉富賢介さんは現在、日本工学院八王子専門学校ゲームクリエイター科の講師をされています。
学校情報を紹介サイト「スタディサプリ進路」に掲載されているプロフィールにはこのように書かれていました。
大阪大学文学部卒業後、コナミ株式会社に入社。在籍19年間で多数の有名ゲーム制作に携わる。2014年日本工学院八王子専門学校に入職。趣味は映画観賞。
※スタディサプリ進路 日本工学院八王子専門学校 先生・教授 ページより引用しました。
大手ゲーム会社に19年間在籍し、プランナー、シナリオライター、ディレクター、プロデューサーまで勤め上げられたとのこと。
そのご経験の数々に裏付けられたゲーム制作のノウハウには、非常に説得力を感じますね。
『ゲームプランナー入門』の内容
本書『ゲームプランナー入門』は、ゲームプランナーだけではなくゲーム業界を目指す全ての方に読んでほしい、ゲームクリエイターの入門書です。
ゲームってどうやって作るの?
表紙にはプロのゲームプランナーになるために必要な技術と知識を身につけると書かれていますが、この本ではそれ以前のゲーム作りの職種からゲーム制作のフェーズから丁寧に解説されています。
そもそも、自分はどのようにゲーム業界に関わりたいのかを明確にすることは、効率よくスキルを磨いていく上で重要なことですよね。また、ゲーム制作の流れを知ればどんなスキルが必要なのかを具体的に想像することができます。
面白いゲームのアイデアを生み出すには?
ゲームの作り方を学ぶ上で、1番の教科書ってなんだと思いますか?
それはプロのゲームをたくさんプレイすることです。そして、ただプレイするだけではいけません。そのゲームの何が面白いのか、どこが面白くないのかを考えて、書き出していくのです。
プレイヤーとして楽しむのはなく、ライバルが作ったゲームを分析する感覚でプレイするのがミソです。
これだけたくさんのゲームが世の中には溢れているので、完全にゼロからオリジナルのゲームを作るのはもはや不可能でしょう。
既に存在するゲームの良いところを盗んで、そこに独自の要素を掛け合わせてアイデアを生み出していく手法が本書の推奨するスタイルです。
ですが、初心者ではその手法ですらハードルが高いですよね。ご安心ください、本書ではそんなあなたのお悩みを解決する発想法についても紹介されています。
わたしは「大喜利発想法」がお気に入りです!
経験の豊富なプランナーが100個アイデアを考えたとしても、実際に使えるものが1つあるかどうかという世界だそうです。アイデアは下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるくらいの心構えが必要ですね。
企画書の書き方
プランナーを目指す方が就活の際に必須となるのが企画書です。わたしも企画書の書き方を知りたい一心で本書を購入しました。
そして本書を読んだ結果、企画書が書けるようになり、ゲームも作るシステム開発会社に就職することができました。
ゲーム制作の師匠にも、わかりやすい企画書だと褒めてもらえました!
実際の企画書をお見せしたいところですが、これからリリースする気満々のゲームなので、目次だけ。
そもそも企画書がどんなものか、まったくイメージできない方がほとんどなのではないでしょうか。
本書には各ページの実例画像も掲載されているので、その内容を雛形にすればわかりやすい企画書を誰でも作成できます。
わたしの場合、ツールはPowerPoint、Pagesを使用しました!
仕様書の書き方も丁寧に解説されていますので、本書だけでプランナーに必要なノウハウの大半を習得することが可能と言えるでしょう。
本書は「ゲームプランナーを志す人」にとっての、具体的な方法や心構えをまとめてくれています。
ゲーム業界への就職活動をするにあたっての必読書と言えますが、個人でゲーム開発をする人にとっても得るものが多い本だと感じています。
個人的に嬉しかったのは、本書読むことによりゲームクリエイターの気持ちを考えることができるようになり、ゲームをプレイするのが何倍も楽しめるようになったことですね!
知識が増えれば人生の楽しみも増える!これが読書の醍醐味です!
ぜひ『ゲームプランナー入門』を読んで面白いゲームとは何か、考えてみてくださいね!そして、いつかそのゲームをプレイできるのを楽しみにしています♪